結婚式準備

結婚式の前撮りの費用相場はどれくらい?節約のためのポイントを解説

結婚式の前にウエディングドレスや白無垢、色打掛などの婚礼衣装を着て写真撮影を行う「前撮り」。結婚式や新婚旅行のために、前撮りの費用をできるだけ節約したいという方は多いのではないでしょうか?

今回の記事では、結婚式の前撮りにかかる費用相場や、プランに含まれる基本的な項目、節約のためのポイントについて解説しています。これから前撮りの予約をしようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

結婚式の前撮りの費用相場は15万円程度

結婚式の前撮りの費用相場は15万円ほどです。前撮りやフォトウエディングの撮影に対応しているスタジオに依頼して、予算に合ったプランを選択しましょう。撮影プランは、「スタジオ撮影」「ロケーション撮影」「洋装」「和装」の4つの要素の組み合わせによって費用が左右されます。

【前撮り費用を左右する4つの要素】
項目 概要
スタジオ撮影 撮影スタジオの中で前撮りをする
ロケーション撮影 撮影スタジオ外の思い出の場所や好きな場所で前撮りをする
洋装 ウエディングドレスやカラードレスでの前撮り
和装 白無垢や色打掛での前撮り

一般的に、スタジオ撮影より移動が必要になるロケーション撮影の費用が、1~2万円ほど高くなります。また、衣装の種類によっても費用が変わるので注意が必要です。洋装より和装の方が衣装代や着付け代がかさみ、2~3万円ほど高くなるでしょう。

その他に、撮影場所や衣装の数など、プラン内容につけるオプションも費用に影響します。設定した予算と、希望する前撮りのコンセプトとのバランスを考慮して、利用するオプションを決めましょう。

結婚式の前撮り|基本的な費用項目

結婚 撮影 扇子

画像素材:PIXTA

結婚式の前撮りプランに含まれている基本的な項目をチェックしておきましょう。前撮りの費用は撮影料や衣装代以外にも、データ枚数や制作するアルバム、小物を持ち込む際のもちこみ料などがかかります。

【前撮りプラン:費用項目】
項目 解説
撮影料
  • 前撮りの基本的な料金
  • カメラマンや撮影時間・カット数によって異なる
衣裳代
  • 前撮りで着用する衣裳のレンタル費用
  • 衣裳の種類や着用数によって異なる
着付け・ヘアメイク
  • 写真撮影のためのヘアメイクや着付け代
  • 洋装より和装の着付け代が高い
写真の修整
  • 撮影した写真を修整・トリミングする費用
データ・アルバム代
  • データの枚数やアルバムの種類によって費用が異なる
持ち込み料
  • 衣裳や小物を持ち込む場合に発生する費用
  • 利用するプランやスタジオによって料金が異なる
移動費・撮影場所使用料
  • ロケーション撮影の場合の移動費や撮影場所使用料
  • 撮影場所使用料はロケーションによって異なる

このように、前撮りプランには基本的な項目が含まれています。プランによって、撮影カット数や選べる衣裳の数などが異なり、金額が決められています。安いプランを選択した場合であっても、オプションで衣裳の数を増やしたり、ロケーション撮影の撮影場所使用料が高かったりすると費用が高くなるので注意しましょう。

結婚式の前撮り|費用を節約する5つのポイント

新郎新婦 イメージ画像

画像素材:PIXTA

結婚式の前撮りの費用を節約するためのポイントを知っておきましょう。必要最低限の撮影プランを選びできるだけ前撮り費用を節約することで、結婚式や新婚旅行の予算を増やせるでしょう。

【結婚式の前撮り|費用の節約ポイント】
  • 撮影日を平日にする
  • シンプルな衣裳を選び数を増やさない
  • アルバムを自作する
  • アクセサリー・小物を持ち込む
  • 撮影スタジオを比較して検討する

撮影日を平日にする

土日祝日は前撮りの予約が多く、平日より撮影料が割高に設定されているケースがほとんどです。撮影スタジオによって異なりますが、平日は休日より1~2万円ほど費用が安くなると言われています。

平日の撮影は、衣裳やアイテムのクオリティを落とさずに前撮りの費用を抑えられる方法で、写真の出来上がりに影響が出ないためおすすめです。

また、観光地や街中でのロケーション撮影をする場合、平日は休日よりも人手が少なく撮影がしやすいでしょう。その他に、ロケーション撮影では平日のみ撮影を許可している場所もあります。土日祝日以外にお仕事の休みが取れる場合は、ぜひ平日の前撮り撮影を検討してみてください。

シンプルな衣裳を選ぶ・数を増やさない

前撮りでは、多くのカップルが衣裳のレンタルを利用します。ほとんどのスタジオでは、前撮りの撮影プランごとに「ウェでイングドレス1着・カラードレス1着」と着用できる衣裳の数が設定されています。プランで設定されている衣裳の数を超えて撮影する場合、追加料金が発生するので注意しましょう。

また、撮影プランごとに選べる衣裳の種類も決められています。プランの料金が高くなればなるほど、デザインにこだわったドレスが選べるでしょう。しかし、撮影費用を節約したい場合は、できるだけシンプルなドレスが用意されているプランを選択すると良いです。

プラン外のデザインのドレスを選択すると、追加料金が発生するので、あらかじめどのドレスが利用できるか担当者に確認しておくと安心です。シンプルなデザインの衣裳であっても、スタジオの背景や装飾によって素敵な写真が撮れるでしょう。

アルバムを自作する

結婚式の前撮りプランの多くに、アルバム代が含まれています。アルバムの作成費用の相場は3~6万円ほどです。撮影データを受けとりご自身で現像する場合、アルバムの作成費用が節約できるでしょう。また、撮影スタジオからデータのみを受け取り、格安のアルバム作成サービスを利用することもできます。

プランに含まれているアルバム作成の項目を削除できるかどうか、最初に担当者に確認しておきましょう。撮影スタジオにアルバム作成まで依頼する場合、載せる写真の数や表紙の素材などによって金額が異なるので、追加料金に注意が必要です。

アクセサリー・小物を持ち込む

結婚式の前撮りプランでは、必要なアクセサリーや衣装小物などのアイテムが含まれているケースがほとんどです。しかし、アクセサリーや小物にこだわりがあり、プラン外のデザインを利用したという場合は、ご自身で用意して持ち込みましょう。

撮影スタジオでアクセサリーや小物を用意してもらう場合、追加料金が発生し費用が高くなる可能性があります。通販サイトで探したり、手作りしたりすることで、費用を節約できるでしょう。

しかし、アクセサリーや小物の持ち込み料が発生する場合があるので注意が必要です。持ち込み料の有無については、事前に撮影スタジオに確認しておきましょう。

撮影スタジオを比較して検討する

結婚式の前撮りは、依頼する撮影スタジオによって料金が異なります。いくつかの撮影スタジオの費用を比較して、どこを利用するか決めましょう。

【例:前撮り撮影の依頼先】
  • 結婚式場の専属スタジオ・提携業者
  • 衣装レンタル店の専属スタジオ・提携業者
  • 写真館・フリーのカメラマン

式場で前撮りをする場合、結婚式場から紹介してもらった提携業者や専属のスタジオを利用するケースがほとんどです。結婚式場によっては提携先の割引が利用できるので、事前に確認しておきましょう。

また、衣裳をレンタルするお店に併設されたスタジオで撮影したり、提携業者を紹介してもらったりするケースもあります。一般的に結婚式場専属のスタジオより安い金額で利用できることが多いので、一度衣裳をレンタルするお店に相談してみると良いです。

その他に、ネット上で写真館を探したり、SNSでフリーのカメラマンを見つけたりするケースがあります。結婚式場や衣裳をレンタルするお店に撮影を依頼するより、安い金額で利用できることが多いので、費用を抑えたい方におすすめです。

結婚式場や衣装レンタル店が提携しているスタジオに依頼する場合、カメラマンを指名すると費用が高くなる可能性があるので注意しましょう。

結婚式の前撮り|節約せずにこだわりたい3つのポイント

画像素材:ルクリ

結婚式の前撮りでは、節約しすぎると写真の出来上がりに影響がでてしまうポイントがあります。結婚式の前撮りで素敵な写真を残すために、節約しすぎない方が良いポイントをいくつか知っておきましょう。

【節約せずにこだわりたいポイント】
  • 撮影場所
  • 撮影カット数
  • ヘアメイク

撮影場所

撮影場所の選択は、結婚式の前撮りでもっとも大切なポイントと言えるでしょう。「ロケーション撮影をしたい場所があるけど、節約のためにスタジオ撮影だけで我慢する」となってしまうと、出来上がったデータを見て「やっぱりロケーション撮影をしておけばよかった」と後悔してしまう可能性があります。

最初からスタジオ撮影のみで計画している場合は別ですが、ロケーション撮影をしたい場所があるという方は、妥協せずにプランに取り入れましょう。ロケーション撮影で費用が高くなって予算をオーバーしてしまう場合は、衣裳やアルバム代などを節約して調整すると良いです。

カット数

結婚式の前撮りでは「撮影カット数」によって料金が大きく左右されます。カット数無制限のプランもありますが、ほとんどの場合多くの写真を撮影すればそれだけ金額が加算されるでしょう。 カット数を減らしてしまうと、納得できる写真に出会える確率が下がるので注意しましょう。

必要以上に多くのカット数を追加する必要はありません。ある程度良い写真が撮れるカットと予想されるカット数を見込んだプランを選択しましょう。どれくらいのカット数が良いかわからない、という場合は担当者に相談してみましょう。

ヘアメイク

通常、結婚式の前撮りでは、衣裳に合わせたヘアメイクをプロのスタイリストに依頼します。和装での撮影の場合、着付けをプロに依頼することになるでしょう。

もちろん、多くの前撮りプランにヘアメイクの料金が含まれています。セルフでのメイクや着付けで費用を節約しようと考えている場合、注意が必要です。

ご自身でのヘアメイクや着付けで満足していても、出来上がった写真を見ると想像と違うというケースがあります。せっかくの結婚式の前撮りで、素敵な写真を残すためにも、ヘアメイクや着付けはプロに依頼しましょう。ヘアメイクや着付けのプロは、写真撮影に適したスタイルで仕上げてくれます。

費用をかけても結婚式の前撮り撮影をおすすめする3つの理由

画像素材:ルクリ

結婚式の前撮りの平均相場は15万円程度で、決して安い値段ではありません。撮影スタイルや依頼するスタジオによっては、さらに高くなることもあり得ます。

それでも結婚式の前撮りは新郎新婦のおよそ半数以上が行っています。結婚式の前撮りが多くの新郎新婦にとって魅力的に思える、主な理由としては次の3つが挙げられます。

【前撮りをおすすめする3つの理由】
  • 結婚式では着ない衣裳が着られる
  • 結婚式当日よりも綺麗に写真が撮れる
  • 結婚式当日の演出にも活かせる

結婚式では着ない衣裳が着られる

結婚式当日に着用しない衣裳を、前撮りの衣装として写真に残せます。 「結婚式当日はウエディングドレスを着るけど、和装の婚礼衣装も着てみたい」という新婦さんにとって、前撮りはまたとない絶好の機会です。洋装での前撮りだけでなく、和装で写真を撮って思い出に残しましょう。

また、結婚式の前撮りにはゲストがいないので、かしこまったドレスコードは存在せず、自由です。ウエディングドレスにサンダルやスニーカーを合わせたり、ちょっとアレンジした和装を着てみたり、結婚式当日に着られないようなユーモア溢れる衣裳での撮影もできます。

結婚式の前撮りは「自分たちらしい記念写真を撮りたい」という新郎新婦にとても人気です。

結婚式当日より綺麗に写真が撮れる

結婚式の前撮りでは、プロが写真撮影のため準備をして当日を迎えます。前撮りは、結婚式当日より綺麗に撮影ができ写真が残せる、という魅力があります。結婚式当日はタイムテーブル上では余裕があるように見えても、実際はバタバタすることが多く、落ち着いて写真撮影ができる状況は少ないでしょう。

加えて、疲れや緊張で顔が強張ってしまって、出来上がりの写真を見てがっかりする失敗談も珍しくありません。結婚式の前撮りでは写真撮影のためだけに一日使えるため、疲れや緊張なく、笑顔のベストコンディションで撮影できるのです。

結婚式当日の演出に活かせる

前撮りは、結婚式の2カ月くらい前の撮影が一般的です。前撮りの撮影データは、結婚式の準備途中で受け取るカップルがほとんどでしょう。出来上がった写真は、結婚式当日のウェルカムボードや新郎新婦の紹介ムービーなどで活用できます。こだわりを持って撮影した前撮り写真を、沢山のゲストに見てもらえるでしょう。

まとめ

結婚式の前撮りは、撮影場所や衣裳の数によって費用が変動します。前撮りの費用相場は15万円ほどです。事前に予算を設定して、今回紹介した節約できるポイントが活用できるかチェックしてみましょう。

前撮り写真を素敵な思い出として残すために、撮影場所やカット数、ヘアメイクの費用を節約しすぎないことがポイントです。

まずは結婚式場や衣裳のレンタル店に、前撮りができる撮影スタジオについて相談してみましょう。いくつかの撮影スタジオの費用やプラン内容を比較して、どこを利用するか検討してみましょう。

WEDDING PLACE

式場紹介

 

全国の会場で
ルクリアモーレが理想の結婚式を叶えます。

お近くの会場へ是非お問い合わせください。

  •  
    和装で結婚式の前撮りの衣裳選びとおすすめの演出方法を解説
  • 結婚式の前撮りの小物におすすめのグッズと指輪を活かすアイディア集