マナー

両家顔合わせの食事会の流れ・服装・代金の支払いのマナー・挨拶例文

 両家顔お合わせの食事会として、結婚を控える2人と両親を交えた席をもうけるときの流れや日取り、服装マナー、支払いの考え方、挨拶の例文についてお伝えします。

結婚式準備をできるだけスムーズに進めるため、両家顔合わせの食事会について知っておきましょう。

また、食事会なしで行う顔合わせについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

両家顔合わせはお互いの家族を紹介して親睦を深める食事会のこと

結婚を決めて入籍しようという段階で、お互いの両親とあいさつをするのが「両家顔合わせ」です。

顔合わせとは、一般的には結婚予定の男性と女性、2人の両親が一箇所に集まり、合計6名で行う食事会のことです。

地域や家の事情によっては、両親の代わりに保護者が同席、兄弟姉妹が同席するケースもあります。

顔合わせは両家が結び付くためのイベントです。

結婚式の今後の段取りや両家の意向を調整し、結婚式の前に両家の親睦を深めるための「顔合わせ」は、結婚から将来にかけての両家の関係性にとって大切な意味を持つ食事会です。

なお、「ウェディングスタイルはどれにしよう?」と考え中の方はスタイル別、ゲストの人数別の費用相場について解説した関連記事もあわせてご覧ください。

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顔合わせと結納の違い

結婚式前に両家が顔を合わせる場面として、結納(ゆいのう)があります。

結納は、4~5世紀頃から明治・大正・昭和まで行われてきた、日本の伝統的な婚姻の儀式です。

結納では、結婚を「両家の間の契約」として捉え、家や高級料亭の個室などのかしこまった場で金品や物品を受け渡し、両家で正式に婚姻の約束を交わします。

家同士の契約の色が強い結納の代わりに登場したのが、両家顔合わせの食事会です。

顔合わせ食事会そのものには「契約」の意味はありません。

顔合わせ食事会では主に「これからよろしくお願いします」とコミュニケーションをとり、結婚式などの両家の意向のすり合わせを行います。

結納を行う場合、別途、顔合わせ食事会の席を用意する必要はありません。

食事会なしでの両家顔合わせをしたい場合、簡略化した結納の席を設けることもあります。

儀式的な結納を行うことで、両家の仲を深めることができおすすめです。

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*略式の結納については、この記事の後半の「両家顔合わせを食事なしでするなら略式結納がおすすめ」でも解説します。*該当箇所にジャンプします

顔合わせ食事会の準備

多くの場合、顔合わせ食事会の日時調整やお店の予約は、結婚する2人または男性側の父親が行います。

顔合わせ食事会の日時やお店を決めたら、当日までに服装や費用の支払いなどについて、両家で話し合って決めておきましょう。

顔合わせ食事会の日取り

顔合わせの食事会のお店を予約するために、まずは2人で日程を話し合いましょう。

通常、顔合わせ食事会は結婚式の6か月前までに行うことが多いようです。

結婚式を行わない場合は、入籍を予定している日より前に顔合わせの食事会を行うように調整すると良いです。

例)結婚式を3月に予定している場合→顔合わせ食事会の時期の目安:10月

食事会の開催月を決めたら、次のステップとして顔合わせの参加者全員の意向を汲んで、曜日・日程・時間帯を決めます。

2人や両親が平日に働く方であれば、土日祝日が最有力候補となります。

食事会の時間帯は、食事会の会場まで長い移動時間がかかる場合もあるので、帰りの時間を考慮してできるだけ日中に食事会を設定すると良いでしょう。

大安吉日など、縁起の良い日かつ土日祝日に顔合わせの食事会を行う場合、料亭やレストランなどの予約が埋まってしまう可能性もあります。

食事会の日程を決めたら、できるだけ早く予約をしておくようにしましょう。

両家のどちらかの家で、料亭の仕出しを頼む場合も、食事会の日程がきまったらできるだけ早く予約手配をしておきましょう。

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両家顔合わせの場所の予約手配

顔合わせ食事会の日程を決めたら、場所を決めましょう。

顔合わせの場所を決めるときに確認しておくべきことは次の通りです。

  • 料理内容やお酒の有無、リクエストしたい料理や飲み物はあるか
  • アレルギーや苦手な食べ物はあるか
  • 希望の駅やアクセス面での要件はあるか

顔合わせの場所は、基本的に両家の中間地点を選ぶ方が多いようですが、両家の参加者の意向を聞きつつ、最終的には2人で会場を決めて予約しましょう。

土日祝の個室は早く埋まる可能性があるため、会場を決めたら早めに予約するようにします。

会場への予約の際には、両家の顔合わせとして利用することを伝えておくと良いです。

食事は少し良い店でコース料理がおすすめ

顔合わせではお祝いの意味を込め、「普段より少し高級で、顔合わせに向いている店」を予約します。

<顔合わせに向いている店の特徴>

  • 個室または半個室がある
  • 高層階で景色がよい、日本庭園がある
  • 駅から近いなどアクセスしやすい環境にある
  • 静かで落ち着いた雰囲気である

待ち時間が発生しないよう、あらかじめ料理を注文しておきましょう。

店によっては「顔合わせプラン」を用意している店もあります。

高級料亭や高級ホテルで、顔合わせ食事会をすることが多いですが、地域や家風によっては両家どちらかの家で食事会をする方もいます。

顔合わせの場所を決めるために、それぞれの場所の特徴や予算を事前に押さえておきましょう。

両家顔合わせでよく使われる場所
場所の種類 費用相場(1人あたり) 備考

 

1万円程度
  • 料亭の仕出しを利用すれば料理の格は下がらないが、場の格は家風による。
  • 新しい生活様式として懸念のある「不特定多数のいる場での会合」を避けられる。
  • アルバムや写真を見るなど、話が広がるアイテムを用意しやすい。
  • 家を見せたくない人、招待したくない人に無理にお願いすると禍根を残す。
高級料亭 昼:7千円円~1万円
夜:1万5千円~2万円
  • 顔合わせでは、日本料理を出す高級飲食店の料亭が選ばれる傾向にある。
  • 顔合わせの食事会を行う場合、約半数は高級料亭を利用していると言われる。
高級ホテル 昼:1万円~2万円
夜:1万円~3万円
  • 2人の居住地域から両家の両親が遠方の場合、宿泊するホテルで顔合わせをする傾向がある。
  • ホテルによっては、レストランに個室がないケースやメニューが顔合わせ向けでないケースもあるので注意が必要。
  • 高級ホテルの料金は料亭並みか、それ以上の場合もある。
老舗旅館 昼:8千円~1万円
夜:1万5千円~2万円
  • 両家の親睦を深める目的で温泉旅行とセットで顔合わせを行う場合、老舗旅館での顔合わせをする傾向がある。
  • 歴史ある和の建物で、温泉や華やかな懐石を楽しめ、話が弾みやすい。
フレンチレストラン 昼:8千円~1万円
夜:1万5千円~2万円
  • フレンチ料理は見た目も華やかで、ワインとともに会話が弾みやすい。
  • 次々に運ばれてくるコース料理は会話に集中しづらい、油脂分が多くて食べづらいと感じる方もいるため、両親の好みにあうかを事前に確認する必要がある。
日本料理レストラン 昼:5千円~7千円
夜:1万円~1万5千円
  • 料亭ほどかしこまった雰囲気ではなく、カジュアルにいきたいケースで、旬の魚や煮物などを楽しむ和食のレストランが選ばれる傾向がある。
  • 両家の好みが合えば、寿司やてんぷらといったワンジャンルに絞った店選びもよい。

準備するもの

手土産を渡したい方、婚約指輪を披露したい方は準備をして持参すると良いです。

手土産を持参する場合、片方の家が渡して片方の家が渡さない、という状況にならないように、2人が両家の間を取り持ち、事前に方針を話し合って決めておきましょう

思い出の写真などのアイテムで場を盛り上げたいのであれば、紙のアルバムにしておくと参加者に見せやすく、おすすめです。

顔合わせ前に写真データからアルバムが作成できるサービスなどを活用し、準備しておくとよいでしょう。

両家顔合わせの食事会の当日の流れ

両家顔合わせの食事会の当日の流れをおさえ、当日の流れをイメージしましょう。

顔合わせでの進行役を決めよう

一般的に、顔合わせの食事会における進行役は、男性または男性側の父親がつとめます。

必ずしも「彼や彼の父親が進行役をしなければいけない」という決まりもないため、場を和ませるために、昨今では、結婚をする2人で進行役を務めることが多いようです。

食事会の日程と場所が決まったら、当日スムーズに顔合わせを進めるために、進行役や挨拶のタイミング、内容について事前に決めておきましょう。

両家顔合わせの食事会の当日の流れ

顔合わせ食事会の当日の流れは次のとおりです。

両家顔合わせ食事会の当日の流れ
  1. 待ち合わせ・両家の合流
  2. 最初の挨拶
  3. 着席
  4. 手土産の交換(用意があるケース)
  5. 乾杯の挨拶(会食のスタート)
  6. 婚約指輪の披露(用意があるケース。デザートが出てくる頃合いがベスト)
  7. 参加者全員での写真撮影
  8. 結びの挨拶(お開き)

顔合わせ食事会の当日の詳細については、関連記事もあわせてご参照ください。

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席次は奥に男性側、手前に女性側

顔合わせの食事会では最低限の礼儀として、上座(かみざ)と下座(しもざ)は意識しておきましょう。

上座とはその場の目上の人物が座る席であり、下座とはその場で目下に当たる人物が座る席です。

  • 上座:入口から最も遠い席。通常、男性側の父親が座る。
  • 下座:入口に最も近い席。通常、これから結婚する女性が座る。

ただし、床の間のある和室の場合、入口よりも床の間がよく見える席が上座とされます。上座が不明な場合、食事会の場所のスタッフに確認しましょう。

上座から男性の父・母・男性本人、女性の父・母・女性本人という順番で座るのが一般的なマナーです。

マナーに従うと自然と男性の父の前には女性の父、男性の母の前には女性の母という並び順になるため、自然と同じ目線で会話をしやすくなって合理的です。

顔合わせ食事会の挨拶

顔合わせ食事会には決まった挨拶はありません。

ただし、最初の挨拶、乾杯の挨拶、結びの挨拶の3つの挨拶をおさえると、しっかりした食事会の印象を残せます。

顔合わせの挨拶のタイミングは3回

顔合わせの食事会において、進行役は次のようなタイミングで挨拶を行います。

  • 最初の挨拶
  • 乾杯の音頭
  • 結びの挨拶

それぞれの挨拶のポイントと例文をご紹介します。

最初の挨拶

顔合わせの会場に全員が揃い着席をしたら、進行役が最初の挨拶をするタイミングです。

まずは、食事会に来てもらったことへのお礼をし、食事会を開いた趣旨を伝えるようにしましょう。

できるだけ端的に、長すぎない挨拶をすることがポイントです。

例文:最初の挨拶(進行役が彼のケース)

「本日はおいそがしい中、私たちのために集まっていただきありがとうございます。この度、〇〇さんとの婚約のご報告と、両家の親睦を深めるために食事会を設けました。よろしくお願いします。」

両家の家族が初めて顔を合わせる場合もあるため、最初の挨拶の時にそれぞれの家族の紹介をするとよいでしょう。

例文:家族の紹介(進行役が彼のケース)

「(まず彼から)〇〇です。家族の紹介をさせていただきます。」

「父の〇〇です。」

「母の〇〇です。」

「兄の〇〇です。」

というように、兄弟、祖父母など、参加している家族を紹介します。

続けて、彼の家族の紹介と同様に、彼女の家族を順に紹介していきます。

手土産や結婚記念品を用意している場合、食事を中断しないよう、最初の挨拶が終わった後に、渡しましょう。

乾杯の音頭

食事が始まる前に、乾杯の音頭をとりましょう。

乾杯の音頭は、簡単で手短な挨拶で済ませます。

例文:乾杯の音頭(進行役が彼のケース)

「それでは、本日はおいしい食事をごゆっくりお楽しみください。乾杯!」

記念撮影をする場合は、食事でメイクがくずれたり、お酒が入り顔が赤らんだりする前に、乾杯の前後で撮影するのもおすすめです。

なお、新しい生活様式(ニューノーマル)での会食のポイントついて詳しく知りたい方は、関連記事をご覧ください。

結びの挨拶

程よい頃合いを見て、顔合わせの食事会が結ぶタイミングで、結びの挨拶をします。

例文;結びの挨拶(進行役が彼のケース)

「本日は、私たちのためにお集まりいただき、誠にありがとうございます。

こうして両家の親睦を深める機会になりましたことを嬉しく思います。

これから、色々とご相談に乗っていただくこともあるかと思いますので、

どうか温かくご指導いただけましたら幸いです。

今後とも、末永くよろしくお願いいたします。」

参加してくださった方へのお礼の気持ちを込めて、挨拶をしましょう。

両家顔合わせの服装マナー

顔合わせの食事会の服装はフォーマルが基本です。

ただし、最近では「顔合わせをカジュアルにする」という時代の流れもあり、両家がOKなら、服装もそれに合わせて「いつもより少し良い服」を意識すれば問題ありません。

顔合わせではわざわざ美容院でヘアメイクをする人はほとんどいません。服装については、手持ちの中から選ぶ、または普段にも着られる服として新調するのがおすすめです。

顔合わせ食事会の服装の具体例
女性側
  • 女性:淡い色やモノトーンのワンピース、アンサンブル、振袖、和装もOK
  • 女性の母:ベージュや茶系等のワンピース、アンサンブル、着物の訪問着
  • 女性の父:スーツまたはジャケットにパンツ
男性側
  • 男性:スーツまたはジャケットにパンツ
  • 男性の父:スーツまたはジャケットにパンツ
  • 男性の母:ベージュや茶系等のワンピース、アンサンブル、着物の訪問着

顔合わせの服装マナーについては関連記事もご参照ください。

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両家顔合わせの食事代の支払い

顔合わせの食事代の費用平均は6万円前後(1人あたり12,500円前後)と言われます。

顔合わせ食事会での費用の支払い方法は、両家で折半して支払うケース、親には払わせずに全額を2人で支払うケースがあります。

何にせよ、顔合わせ食事会の終わり際に両親に支払いの心配をさせることがないよう、事前にしっかりと決め、知らせておくのが一番です。

両家顔合わせ食事会の費用負担の考え方

両家で折半する場合、支払いは2人で行い、その場で両親に払わせることはしません。両親に費用負担を求めるなら、事前に費用を受け取っておきましょう。

また、これまでお世話になったご両親への恩返しとして、親の食事代も2人で払うつもりなら、食事会の前にその旨を伝えておきましょう。

両家顔合わせの心づけの考え方

両家顔合わせの際、お店に「心づけは渡すべき?」と気になる方もいるようです。

心づけとは、世話をしてくれた人へ渡すチップのようなもので、金銭だけではなく、品物のこともあります。

通常、料亭や高級レストランではサービス料が含まれているため、別途心づけを渡す必要はありません。

ただし、結納の場合は話が別で、お店の担当者にこまめに対応してもらった場合、特別によい部屋を用意してもらった場合など、心づけを渡すこともあります。

両家顔合わせを食事なしでするなら略式結納がおすすめ

食事会なしの顔合わせとして、簡単な挨拶と結納品の手渡しのみの「略式結納」をするケースがあります。

新しい生活様式の観点から食事会を避けるケースの対応として、略式結納を検討する方も少なくありません。

略式結納の流れ

略式結納は、正式な結納をシンプルにしたものです。

仲人をたてず、時間がかからないように簡略にしています。

略式結納とは?正式結納との違いや注意点を解説
結納は日本の伝統的な婚約の儀式ですが、正式な結納よりも内容をシンプルにした「略式結納」を行うカップルが増えています。 今回の記事では略式結納…

略式結納の流れは次の通りです。

略式結納の流れ
  1. ホテルや料亭などの個室を予約します。
  2. 当日の進行役は基本的に、男性となる男性の父親が務めます。
  3. 結納品として持参した金品や品物を「床の間」や「台座」に置きます。
  4. 男性から女性へ目録と結納品を渡します。
  5. 女性は目録を確認し、男性へ受書を渡します。
  6. 女性が男性へ目録と結納品を渡します。
  7. 男性が目録を確認し、女性へ受書を渡します。

正式な結納ではなく略式結納が支持される理由

略式結納が選ばれるのは、正式な結納は丸一日時間がかかる一大イベントだからです。

正式な結納では両家の間でたてた仲人(なこうど)が男性宅を訪れてスピーチをし、男性側からの結納品を預かって移動、女性側の自宅を訪ねてスピーチをし、女性側からの受書と結納品を預かる流れがあります。

一日の中で仲人が何度も男性宅と女性宅を行き来するため、家が離れているとその分、時間がかかります。

正式結納については詳しくは関連記事でご紹介しています。

略式結納の費用・必要な手配・準備するもの

略式結納の基本的な考え方は食事会のときと同じで、日時・場所を決め、進行役が仕切ります。

場所は「個室」で「少し良い店」を選びますが、食事会のときとは違い、結納は和風の格式ある個室を選ぶのが基本です。

場所を予約するとき、結納に向いた和室があるか、具体的には個室の中に結納品を置ける床の間や台座があるかを確認しましょう。

略式結納の前に、結納品の準備が必要です。

結納品は男性側が5~10万円の目安の品を、女性側は3~5万円の目安の品で合計15万円ほどの金品などを用意するのが一般的です。

時計やイヤリングなどの宝飾品が多く、目録を作成します。

ただし、結納には地域ごとの特色があり、関西のご家庭では男性側のみが用意する傾向があります。

結納品の中に婚約指輪を含めるケースもあり、当日までに両家の意向を確認する必要があります。

地域ごとの結納品の具体例
関東 関西
金包(きんぽう)、長熨斗(ながのし)など9品目  末広(すえひろ)、熨斗(のし)など5品目

特に結納に地域色やこだわりが両家にない場合、結納で使う結納品や小物をまとめた「結納セット」で進めることもできます。

結納セットはデパートなどで販売しているほか、高級ホテルなどでも結納プランの一部またはオプションに含まれるため、予約した場所での取り扱いを確認するのもおすすめです。

また、ご家庭によっては結納品とは別に、男性側から100万円程度の結納金を渡すこともあります。

その際は、女性側は25万円相当の品物を返礼品としてお返しするのがマナーです。

まとめ

両家の顔合わせ食事会をテーマに、流れや日取り、服装マナー、支払いの考え方、挨拶の例文のほか、食事なしで行う両家顔合わせについてもあわせてご紹介しました。

顔合わせ食事会は、結納と違って契約の要素なく、親族となる方々が初めてコミュニケーションをとるための場です。

顔合わせの食事会でも食事なしの略式結納でも、両家ひいては2人が結ばれるための初めての場という意味合いは同じです。

両家の意向を尊重しながら進め、結婚する2人が幸せの第一歩を踏み出せる場になるよう、しっかり準備しましょう。

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