マナー

親族からの結婚式招待状!返信マナーやお祝いメッセージの例文を紹介

親族からの結婚式の招待状が届いたら、返信をする前にマナーや注意点を確認しておきましょう。今回の記事では、親族から届いた結婚式の招待状の返信マナーやメッセージの例文を紹介しています。欠席する場合の注意点についても紹介しているので、併せて確認しておきましょう。

【結婚式の招待状】返信するタイミングのマナー

画像素材:PIXTA

結婚式の招待状は、出席と欠席それぞれの返信のタイミングがあります。結婚式の招待状を返信する基本的なマナーとして、最初に確認しておきましょう。

また、口頭で出欠を伝えていても、招待状への返信は必須です。予定が分からずすぐに返信ができない場合は、どれくらいの時期に返事が分かるか電話やSNSで新郎新婦に伝えておきます。

出席:2~3日以内に返信する

結婚式の招待状の返信は新郎新婦の準備の兼ね合いもあるので、早ければ早いほど望ましいと言われています。

基本的には2~3日以内、遅くとも1週間以内には返信するのがマナーとされています。より丁寧に返信ハガキを返信したいときは、「出席」の文字の前に「慶んで」「喜んで」、「出席」の後に「させていただきます」の一言を付けましょう。

招待状には返信の期限が設けられているケースが多いですが、これはその期限までに提出すればいいということと同義ではありません。

招待状に記されている期限は新郎新婦が結婚式の準備を進めるにあたって、招待状の返信に書かれている内容を当日に反映させることができるボーダーラインです。そのため「期限内に出したから大丈夫」という態度は失礼にあたるので注意しましょう。

欠席:1週間後を目安に返信する

すでに結婚式を欠席することが決まっている場合はすぐに返事をしてはいけません。欠席の連絡をすぐにすると「参加したくないのか」と思われてしまうこともあるからです。

欠席時はすぐに返信するのではなく、1週間程度時間をおいて「頑張ったけどやむを得ず欠席する」というスタンスを見せることがマナーです。

口頭で欠席を伝えている場合であっても、招待状を返信しましょう。また、祝電を送ることでお祝いの気持ちを伝えると良いです。

【結婚式の招待状】返信の書き方マナー

画像素材:PIXTA

結婚式の招待状に返信する前に、基本的な書き方のマナーを確認しておきましょう。

【招待状の返信:基本的な書き方マナー】
  • 黒の毛筆や筆ペン・万年筆を使う
  • 書き損じは二重線で修正する
  • 「。」「、」忌み言葉は使わない
  • 宛名を変更する
  • 「御」「御芳」を二重線で消す

黒の毛筆や筆ペン・万年筆を使う

結婚式の招待状の返信は「黒の毛筆」「筆ペン」「万年筆」で記入しましょう。太く濃く文字が書けるため、「慶び事は太く濃く」という縁起を担ぐ意味があります。毛筆や万年筆を使い慣れていない場合は、黒のペンやボールペンでも構いません。

しかし、鉛筆やインクが消えるボールペンなどは、薄くなったり文字が消えてしまったりする可能性があるので避けましょう。その他に、お葬式での香典袋で使用するグレーの筆ペンや、ピンクやオレンジなどのカラフル過ぎるマジックなども避けることがマナーです。また、万年筆で記入する場合、インクが乾く前に触れるとにじんだり、はがきが汚れたりする可能性があるため注意しましょう。

書き損じは二重線で修正する

結婚式の招待状はペンで記入するため、間違ってしまうと消せません。万が一間違ってしまった場合は、修正テープは使用せずに二重線で消して修正しましょう。二重線は、定規を使用して引くことで丁寧な印象になります。

「。」「、」忌み言葉は使わない

招待状の返信では、句読点の使用を避けましょう。「。」や「、」といった句読点は、区切りや終わりを意味するため、結婚式では縁起が悪いとされています。句読点を使用しないと読みづらいという場合は、1文字分のスペースを空けたり、改行したりして工夫しましょう。

句読点以外に「失う」や「終える」など、別れを連想する忌み言葉は避けます。また「いろいろ」「たびたび」のような重ね言葉は、繰り返すことで再婚を連想してしまうため避けましょう。

宛名を変更する

結婚式の招待状は、日時や会場を知らせる用紙と参加の有無の確認する返信ハガキの2つがセットになって届きます。返信用のハガキには、新郎新婦の名前が宛名としてあらかじめ記載されているケースがほとんどです。「●●行」「●●宛」と記載されている場合は、「行」「宛」を二重線や斜線で消し「様」に書き換えましょう。

二重線だけでなく「行」や「宛」を「寿」で消す方法もあります。お祝い事で使用される「寿」は縁起が良く、結婚式の招待状の返信にぴったりです。

「御」「御芳」を二重線で消す

返信はがきには結婚式の出欠と、名前、住所、新郎新婦へのメッセージを書く項目が設けられているのが一般的です。このとき「御出席・御欠席」「御芳名」など自身に向けられた「御」や「御芳」の敬称などは二重線で消しましょう。また、出席の場合は「御欠席」、欠席の場合は「御出席」を二重線で消します。

連名の招待状の返信マナーとポイント

画像素材:PIXTA

親族の結婚式は、連名で招待状が届く場合があります。誰が招待されているかを確認するために、最初に宛名を確認しましょう。本人のみ、夫婦宛、家族宛のいずれかを宛名を見て確認し、返信します。新郎新婦が全員の名前が分からない場合「御奥様」「令夫人」「御家族様」と記載されているケースもあります。

【連名での招待状の返信マナーとポイント】
  • 1人でも出席する場合は「出席」に○をつける
  • 出席者の名前が分かるように記入する
  • 誰が出席するか、欠席するかが分かるように記入する

連名で招待されている中から1人でも出席する場合「出席」に〇をつけましょう。「令夫人」「御家族様」と宛名に記載されている場合であっても、出席者の欄に全員の名前が分かるように記載します。

連名で招待されている中で、出席と欠席が分かれる場合があるでしょう。誰が出席・欠席かが分かるように、名前で記載します。また、アレルギーがある場合も、誰がどのような食材が食べられないか分かるように記載します。

【招待状の返信】夫婦連名の場合の書き方

50代女性 パーマースタイル

画像素材:PIXTA

夫婦連名で招待された場合の返信マナーを解説します。

  • 両方出席
  • 片方出席
  • 両方欠席

それぞれのパターンの返信マナーを知っておきましょう。

夫婦そろって参加するとき

夫婦連名で送られてくる招待状では、参加者の名前を記す欄が設けられていることがほとんどです。夫婦そろって結婚式へ参加するときは、夫婦それぞれの名前を書きましょう。順番としてはまず夫の方から書き、その後に妻と続きます。もちろん、苗字は夫のみで構いません。

どちらか一方が参加するとき

夫婦のどちらか一方が参加するときは、基本的には参加する意向をメインで伝えましょう。「出席」に〇をつけ、出席する人の名前のみを記載欄に記します。ただし、欠席する人がどうして欠席するか、簡単な理由を添えておくと丁寧な印象が増します。

夫婦そろって欠席するとき

欠席するときは出席するときとほぼ同じです。「欠席」に〇をつけ、記載欄には欠席する人全員の名前を書きます。欠席の簡単な理由とお祝いの言葉を添えましょう。

【招待状の返信】家族連名の場合の書き方

家族連名で招待された場合の返信マナーを知っておきましょう。

  • 全員出席
  • 出席と欠席がいる
  • 全員が欠席

それぞれのパターンでの返信マナーを紹介します。

家族全員が出席するとき

出席に〇をして、全員の名前を書きます。名前を書く順番は、夫→妻→子供です。苗字は夫の名前の前にだけ記載しましょう。

新郎新婦は席次表の作成のために、参列者全員の名前を知る必要があります。招待状の宛名に「御家族様」と記載されている場合であっても、全員の名前を記載しましょう。

全員の氏名を記載したら「家族そろって参加します」と一言添えると良いです。

家族の中で出席と欠席が分かれるとき

出席に〇をして、欠席は二重線で消します。名前を記入する欄には、出席する人のみ記載しましょう。メッセージの部分に、出席と欠席が誰なのかが分かるように記載すると親切です。

【メッセージの例文】
あいにく娘と息子が所用で参加できないため夫●●と妻●●のみ出席させていただきます

家族全員が欠席するとき

欠席に〇をして、招待された人全員の名前を記載します。せっかく招待してもらったが欠席する、というメッセージを添えると良いでしょう。

【メッセージの例文】
お招きいただきありがとうございます 諸事情により出席できず申し訳なく存じます

【結婚式の招待状】返信で添えるメッセージの例文

結婚式の招待状をもらったら、返信の際にお祝いのメッセージを添えると良いです。欠席の場合も同様に、お祝いの気持ちを伝えましょう。メッセージには、「喜」と同じ意味であり縁起の良い「慶」という漢字を使用することをおすすめします。

出席する場合のメッセージ

出席する場合は招待してもらったお礼と、当日出席すること、祝福の気持ちを伝えましょう。

【例文】
慶んで出席させていただきます

末永いお幸せをお祈り申し上げます

【例文】
この度はご結婚おめでとうございます

お招きいただきましてありがとうございます

喜んで家族揃って出席させていただきます

【例文】
夫婦そろって家結婚式を楽しみにしています

明るく楽しい家庭を築いてください

欠席する場合のメッセージ

欠席する場合は、事情によって出席できないことを伝えましょう。招待状のメッセージで、具体的な欠席の理由を伝える必要はありません。

【例文】
ご結婚おめでとうございます

せっかくお招きいただきましたが やむをえない事情のため残念ながら欠席させていただきます

おふたりの末永いお幸せを心よりお祈り申し上げます

【例文】
ご結婚おめでとうございます

諸事情により出席が叶わず まことに申し訳なく存じます

ご両家のご発展とご健勝をお祈りいたします

出席と欠席が分かれる場合のメッセージ

招待された夫婦で出席と欠席が分かれる場合は、誰が出席し、誰が欠席するかが分かるようなメッセージを添えましょう。

【例文】
お招きいただきありがとうございます

あいにく夫はどうしても都合が合わず、妻〇〇のみ出席させていただきます

○○さんのドレス姿が見られるのを楽しみにしています

【例文】
お招きいただきありがとうございます

子どもの予定があわず夫婦二人で慶んで出席させていただきます

お二人の末永いお幸せをお祈りいたします

招待状を出席で返信した後にキャンセルする場合のマナー

出典:PIXTA

招待状を出席で返信した後に、やむを得ない事情で行けなくなるケースがあります。欠席が分かった時点で、すぐに新郎新婦に連絡しましょう。直接または電話で伝えることがマナーです。「楽しみにしていましたが、行けなくなり申し訳ありません」と伝えることが大切です。

結婚式当日のキャンセルは直接会場に伝える

結婚式当日にキャンセルする必要がある場合は、結婚式場に直接電話をして伝えましょう。新郎新婦は、当日の準備で忙しく連絡に気づかない可能性が高いです。結婚式場に直接連絡し、お詫びの気持ちを伝えたうえで電報を送ると良いです。

ご祝儀は直接または現金書留で送る

招待状に出席で返信した後に欠席することになった場合、ご祝儀は後日直接渡すか、現金書留で送るようにしましょう。欠席の連絡をするタイミングによっては、新郎新婦がキャンセル料を負担している可能性があります。

欠席の連絡が結婚式の2週間ほど前の場合は、食事をキャンセルできる可能性があるので、予定していた金額の半分をご祝儀として贈ります。欠席の連絡が結婚式の1週間~当日の間の場合は、ご祝儀の全額を贈りましょう。

まとめ

親族からの招待状は最初に宛名を見て、個人または家族、夫婦で招待されているかを確認しておきましょう。連名で招待されている場合、出席者と欠席者が誰なのか分かるように名前を記入することが大切です。また、電話やSNSで出欠の連絡をしている場合であっても、必ず招待状に返信するようにしましょう。お祝いのメッセージを添えて返信すると印象が良くなるため、おすすめです。

WEDDING PLACE

式場紹介

 

全国の会場で
ルクリアモーレが理想の結婚式を叶えます。

お近くの会場へ是非お問い合わせください。

  •  
    親族の結婚式にお呼ばれしたときの服装マナー
  • 沖縄での結婚式なら親族の旅費は新郎新婦もち?負担割合や考え方