結婚式準備

ウェディングドレスはレンタルと持ち込みのどちらを選ぶ?費用や注意点を比較

結婚式でウェディングドレスを手配する際、レンタルを選ぶか、持ち込みを選ぶか、悩む人は多いと思います。理想の結婚式を叶えるための衣装となれば、希望も大きくなるでしょう。

この記事では、ウェディングドレスのレンタルと持ち込みの違いについて解説します。費用や注意点のほか、交渉事例や失敗談についても説明していますので、ウェディングドレスの手配を検討している人は、参考にしてみてください。

ウェディングドレスのレンタルと持ち込みの違いを比較する

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画像素材:PIXTA

ウェディングドレスを手配する際は、レンタルと持ち込みの違いを比較してみましょう。費用や注意点、選ばれる理由などの違いを知ることで、理想と現実のギャップが埋まり、ドレスの手配方法の選択や契約時の交渉がしやすくなるためです。

【レンタルと持ち込みの比較項目】
  • 費用
  • 注意点やデメリット
  • ドレスの取り扱い
  • 選ばれる割合や理由

費用を比較する

結婚式 料金

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ウェディングドレスを手配する際は、レンタルと持ち込みの費用を比較します。手配方法によっては、費用を抑えられることもあれば、かさんでしまうこともあるためです。

【レンタルと持ち込みの費用の比較】
衣装の手配方法 費用内訳 費用相場
式場レンタル ・レンタル代

(クリーニングや補修などのメンテナンス費用を含む)

・国内ブランド:20~30万円
・インポート:30~40万円
持ち込み ・ウェディングドレス代 ・既製品:10~25万円
・セミオーダー:25~30万円
・フルオーダー:50万円前後
・持ち込み料

(保管料や支度代を含む)

・1着あたり5~10万円
・クリーニング代 ・1~1.5万円

式場や提携店でのレンタル衣装は、数回の着用を想定して質の良い生地が使われていることが多く、費用が高めな傾向があります。しかし、デザインなどにこだわらなければ、上質なドレスが相場よりも安い価格でレンタルできる場合もあります。

一方で、持ち込みで手配する衣装は、自分の気に入ったデザインをリーズナブルな価格で着ることができます。予算次第で、セミオーダーやフルオーダーのこだわりの一着を作ることもできます。

しかし、会場によっては持ち込み料がかかるところが多いため、事前確認が必要です。契約後にレンタルから持ち込みに変更したい場合は、キャンセル料が発生することがある点にも注意しましょう。

注意点やデメリットを比較する

ウェディングドレスを手配する際は、注意点やデメリットを比較します。どんなことに注意し、どういった譲歩が必要になるのかを理解すれば、ウェディングドレスの手配がしやすくなるためです。

【レンタルと持ち込みの注意点とデメリット】
衣装の手配方法 注意点・デメリット
レンタル ・気に入るドレスがない場合がある

・サイズが合わず、好きなデザインが着られない場合がある

・人気のドレスは予約状況によっては借りられない場合がある

・ドレスの取り扱いに注意する必要がある

・汚れや破損の程度によっては、クリーニング代などが高額になる

持ち込み ・持ち込み不可の式場もあるため、事前確認が必須

・持ち込み料がかかる場合がある

・黒などのカラードレスは敬遠される場合がある

・搬入の際、ドレスにしわがついたり、型崩れしたりする恐れがある

式場や提携店でのレンタル衣装は、人気のデザインやブランドのドレスの場合、早くに予約が埋まってしまうことがあります。また、ドレスを汚してしまう理由から、撮影場所や動作に制限があり、屋外での写真撮影などは、式場側が許可しない場合があります。

一方で、持ち込みで手配する衣装は、好きなドレスで自由に振る舞うことができますが、会場によっては敬遠されるカラーもあります。ウェディングドレスのトレンドカラーでもあるブラックは、エレガントな反面、喪服を想起させる色としてマナー違反の印象を与える恐れがあります。

また、ドレスのイメージに合わせてスタイリストやカメラマンも外部に依頼したいと思っても、持ち込み自体ができない場合があります。伝統衣装など、着付けに技術が要る場合は、必ず式場側に了承を得ておく必要がある点に注意しましょう。

ドレスの取り扱いについて比較する

ウェディングドレスを手配する際は、ドレスの取り扱いについて比較します。借り物であるレンタルドレスと私物のウェディングドレスとでは、着用前から着用後に至るまで、注意すべき点に違いがあるためです。

【レンタルと持ち込みのドレスの取り扱いについて】
衣装の手配方法 取り扱いについて
レンタル ・汚れや破損を防ぐため、所作に注意する

・香水やタバコなど、ドレスににおいが付着しないよう注意する

・汚れや破損の程度によっては、クリーニング代などが高額になる

・小物の一部に私物を使いたい時にも持ち込み料がかかる場合がある

持ち込み ・ドレスの商品状態をチェックする

・試着せずに入手したドレスは、体形に合わせて調整する

・会場への搬入方法やドレスのしわの対処法を確認する

・使用後にクリーニングし、保管(または返却)する

式場や提携店でのレンタル衣装は、万が一、高額なクリーニング代などが発生した場合に備え、補償制度が設けられていることがあります。また、キャンセル料や修理費用などが補償されるブライダル保険の中には、海外挙式や新婚旅行までを補償するプランもあります。

持ち込みで手配する衣装は、入手したらすぐに商品状態をチェックします。譲渡やネット購入などで試着なしで入手したドレスは、破損していたり、自分の体形にフィットしなかったりすると、補修が必要になります。

また、ウェディングドレスを会場へ運ぶ際は、できるだけしわにならない工夫が必要です。搬入後はすぐに吊るし掛けできるか確認しておきましょう。

なお、式場によっては、預かったドレスをプレス(アイロン掛け)して保管してもらえるプレスサービスがあります。自分でプレスする場合、素材によってはスチームが使えない点に注意しましょう。

選ばれる割合や理由を比較する

ウェディングドレスを手配する際は、選ばれる割合や理由を比較します。自分のニーズに近い人や違う意見を持った人がどれくらいいて、どのように選択したのかを知ることで、ウェディングドレスの手配方法の決め手になるためです。

【レンタルと持ち込みの選ばれる理由】
衣装の手配方法 選ばれる理由
レンタル ・自分で手配する手間が省ける

・質が良いドレスをリーズナブルな価格で着られる

・小物もまとめてレンタルできる

・プランによっては割引サービスが利用できる

・プロの目線でドレス選びのアドバイスがもらえる

・トラブルに対して臨機応変に対応してもらえることが多い

・しわ伸ばしやプレスなど、準備段階のメンテナンスをしてもらえる

・使用後の保管や管理の必要がない

持ち込み ・衣装代が抑えられる

・オリジナリティのある衣装が着られる

・受け継いだドレスが着られる、または、将来受け継げる

・挙式以外にも着用できる(披露宴、二次会、前撮りや後撮りなど)

・私物の場合、多少の汚れや型崩れなどは気にしなくて済む

・想い出として残せる

・リメイクできる(ベビーグッズ:ベビードレスやおくるみなど、ミニドレス、日常着、小物、ぬいぐるみなど)

最近のウェディング事情において、ドレスの手配方法の割合を見てみると、レンタルが全体の9割を占めています。1970年から80年代にかけて、日本の婚礼衣装のトレンドは和装から洋装へと変化しましたが、和装の時代から婚礼衣装はレンタルが定番だったためです。

自分の選ぶ衣装次第で費用が抑えられる持ち込みに比べ、レンタルは割高なイメージがありますが、衣装を管理する際のリスクがないことや、スタッフのサポートが期待できることなどにメリットを感じる人も多いようです。

一方、持ち込みは、オリジナリティのあるウェディングドレスが着られたり、好きなシチュエーションで写真撮影ができたりと、自由度の高い結婚式に選ばれています。着用後の管理は難しくもありますが、真空パックで最長10年の長期保管が可能なクリーニングサービスなども普及しており、ウェディングドレスの手配の選択肢は広がりつつあります。

ウェディングドレスのレンタルや持ち込みの交渉事例を学ぶ

ウェディングドレスを手配する際は、レンタルや持ち込みの交渉事例を学びましょう。交渉次第で結婚式の費用が抑えられたり、理想通りの衣装が手配できたりするためです。

【ウェディングドレスのレンタルや持ち込みの交渉事例】
衣装の手配方法 交渉目的 交渉事例
レンタル 費用 ・予算を明かし、価格の面で決めきれないことを伝える

・お色直しの衣装を数着レンタルする

・新郎や親族などの衣装もまとめてレンタルする

対応 ・予算以上のドレスは試着しないことを伝える

・新品が着られる「ファーストレンタル」を希望する

持ち込み 費用 ・持ち込み料がネックになっていることを伝える

・小物はレンタルして持ち込み料をサービスしてもらう

対応 ・持ち込み料にドレスの管理も含めてもらう

交渉の可否は、ホテルやゲストハウス、レストランなど、会場によって変わります。しかし、交渉のタイミングは場所を問わず「契約前に行うこと」が重要です。見積もりに同意した後での交渉は、他の顧客との平等性が保てなくなるため、受け付けてもらえません。

また、結婚式をよりよいものにするためには、早期に担当プランナーとの信頼関係を構築し、ホスピタリティを持って対応してもらうことが大切です。契約が決めきれない理由を伝えた上で、無理な交渉にならないよう配慮しましょう。

ウェディングドレスのレンタルや持ち込みの失敗談を確認する

ウェディングドレスを手配する際は、レンタルや持ち込みの失敗談を確認しておきましょう。実際に衣装を手配した場合を想定しながら失敗談を確認することで、トラブルの防止策や対処法が分かるようになるためです。

【ウェディングドレスのレンタルや持ち込みの失敗談】
衣装の手配方法 失敗談
レンタル ・ドレス選びに時間がかかり、タイムリミット間際で慌てて決めた

・自分のサイズのドレスが少なく、妥協して選ぶことになった

・セールストークに乗せられて、高額なドレスを選んでしまった

・ティアラなどプラン外の小物は別料金で、費用が高額になった

・試着時から体形が変わり、ドレスが合わなくなった

持ち込み ・持ち込み料がかかることを知らず、予想外の出費になった

・試着せずに入手したドレスに問題があった

・外部発注のドレスや担当スタッフに遅延や手配ミスなどがあった

・ドレスの運搬が予想以上に大変だった

・ドレスが浮いたり同化したりして会場の雰囲気に合わなかった

式場や提携店でのレンタル衣装は、体形が変わってしまった場合でも、ドレスの品質を損なわない程度の微調整だけで着用しなければなりません。マタニティウェディングの場合は特に、体形の変化を考慮したドレス選びが必要になります。

一方、持ち込みの場合、譲渡やネット購入のドレスは、試着ができないことがあります。実際に着てみた後で、素材や質感がチープなことに気付いたり、サイズが合わなかったりして、手直しに苦労するケースが見られます。また、雑な縫製から、ほつれや破れが生じてしまうトラブルもあるようです。

また、レンタルと持ち込みに共通した失敗談として、ドレスの締め付けで気分が悪くなるケースもあります。スリムに見えるようタイトに着付けてもらったり、サイズの小さいドレスを選んだりしないよう注意しましょう。

まとめ

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画像素材:ルクリ

ウェディングドレスを手配する際は、レンタルと持ち込みの違いを比較します。費用や注意点、ドレスの取り扱い、選ばれる割合や理由といった違いを知ることで、理想と現実のギャップが埋まり、ドレスの手配方法の選択や契約時の交渉がしやすくなるためです。

また、ウェディングドレスのレンタルや持ち込みの交渉事例を学ぶことは、結婚式の費用を抑えたり、理想通りの衣装を手配したりする手助けになります。契約が決めきれない理由を伝えた上で、無理な交渉にならないよう配慮しながら、費用面や対応面の交渉を行いましょう。

さらに、ウェディングドレスのレンタルや持ち込みの失敗談を確認しておくことも重要です。予想以上に費用が高額になったり、ドレス選びを誤ったりと、トラブルも多い結婚式ですが、失敗談を踏まえた慎重な選択が行えれば、トラブルの防止策や対処法に役立つでしょう。

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