会費・1.5次会

会費制とご祝儀制 1.5次会でのおすすめはどちら?

フォーマルな披露宴、カジュアルな二次会の中間に位置する1.5次会は、一般的な結婚式のようにご祝儀を渡す「ご祝儀制」と、二次会のように参加費を支払う「会費制」の二つから選ぶことができます。

今回の記事では1.5次会でご祝儀と会費制のどちらがおすすめか、会費の決め方や渡し方についてご紹介します。

1.5次会はご祝儀制?会費制?

暗黙の了解として「挙式披露宴にはご祝儀、二次会には会費」というルールがあります。

一方で、披露宴と二次会の両方の性質をあわせ持つ1.5次会では、「ご祝儀制」と「会費制」の2つのパターンがあり、どちらを選択するかは新郎新婦の判断にゆだねられています。

まずは「ご祝儀制」と「会費制」のそれぞれの特徴と注意点をおさえましょう。

ご祝儀制の特徴と注意点

ご祝儀袋

画像素材:PIXTA

①ご祝儀制とは

ご祝儀制とは、ゲストからご祝儀という形でお祝いをいただくスタイルのことです。

目上の人や親族を呼ぶようなフォーマルなウェディングで選ばれていることが多いです。

ご祝儀制では、ゲスト1人あたり3万円を包むのが基本ですが、新郎新婦との関係性により、相場は異なります。

また、1.5次会においても、ご祝儀制である場合、相場は同じくゲスト1人あたり3万円です。

そのため、ご祝儀制の1.5次会では、一般的な挙式披露宴と同様、豪華な料理や引き出物・引き菓子などでおもてなしをすることが多いです。

②ご祝儀制を選ぶときの注意点

・結婚式当日まで自己負担額を定めることができない

結婚式当日まで自己負担額が定まらないという点に注意です。

ご祝儀の金額は新郎新婦で決めることはできません。

1.5次会に参列した経験の少ないゲストにとっては、ご祝儀の相場がわからないケースもあり、いただくご祝儀にばらつきがある可能性もあることを心しておくとよいでしょう。

・ご祝儀に見合ったおもてなしをしないと不満につながる

ご祝儀に見合ったおもてなしをする必要があるという点に注意です。

例えば、コース料理ではなく、二次会でよくある立食ビュッフェ形式なのに、ご祝儀制で1.5次会をするとなると、ゲストのパーティーへの満足度がさがってしまう、ということも視野に入れて検討しましょう。

ご祝儀制にする場合、参列したゲストは、ご祝儀に見合ったおもてなしを少なからず期待していることでしょう。

1.5次会を見る目も厳しいものになりがちです。

ゲストに満足してもらえるよう、ご祝儀とおもてなしのバランスがとれるようにするとよいでしょう。

会費制の特徴と注意点

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①会費制とは

会費制とは、ゲストから会費という形でお祝いをいただくスタイルのことです。

友人中心のカジュアルなウェディングで選ばれることが多いです。

会費制の相場は、1~2万円の間で設定されるケースがほとんどです。

ご祝儀に比べ、ゲストの金銭的な負担が少なくなるため、ゲストを気軽に招待しやすくなります。

コース料理でおもてなしをすることもありますが、ビュッフェスタイルや立食スタイルにすることでパーティーにかかる費用をおさえられることができます。

その分、ゲストの会費を調整することもできるでしょう。

また、会費制では、会費に応じて引き出物や引き菓子など、お返しの品数を調整することが多いです。

会費に合わせて、引き出物や引き菓子は贈らずに、プチギフトとして数千円程度のお菓子や記念の品物を贈る新郎新婦もいます。

引き出物や引き菓子などの準備時間や費用の節約ができる場合がありますが、ゲストに失礼のないよう、あくまで会費に見合った最低限のおもてなしを心がけましょう。

②会費制を選ぶときの注意点

・ゲストへの説明をきちんとする

1.5次会の会費制パーティーでは、ゲストへの金銭的負担が軽くなること、かしこまりすぎずアットホームな雰囲気を作り出すことができることがメリットです。

しかしながら、年配の方や目上の方にとっては、会費制の結婚式になじみがなく戸惑う方も多いでしょう。

招待するにあたっては、事前に1.5次会にした背景や、どういう場所でどういった結婚式をするのかなど、きちんと説明しておかなければなりません。

また、会費以外に結婚祝いとしてプレゼントを用意する方もおり、結果、ゲストに金銭的負担をかけてしまうこともあります。

「会費以外にご祝儀は用意しなくてよいこと」を、招待状などできちんと伝えておくことが大切です。

・こだわりポイントと会費額をはっきりさせる

料理やドリンク、演出、衣裳などのこだわりと、会費額のバランスによっては、新郎新婦の自己負担額が大きくなることがあります。

ご祝儀制よりも会費制の方が自己負担額が大きくなる場合が多いため、1.5次会を開催するにあたっては、こだわるポイントをはっきりさせ、自己負担額を想定しながら、会費額を設定するとよいでしょう。

1.5次会では会費制が選ばれている

おすすめ 女性

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1.5次会は「ご祝儀制」と「会費制」のどちらが多く選ばれているのでしょうか?

結論からいうと、1.5次会をする新郎新婦に多く選ばれているのは「会費制」です。

理由は主に3つあります。

①ゲストの金銭的な負担が少ない

会費制では、ご祝儀制に比べ、ゲストの金銭的な負担が少なくなります。

また、新郎新婦の自己負担額次第で、会費を低く設定することもできるでしょう。

②予算の見込みを立てやすい

会費制の場合、人数に変動がない限り、予め、お祝いをいただく金額が算出できます。

そのため、自己負担額が明確になり、料理や飲み物、演出など、新郎新婦の予算によって取捨選択がしやすくなります。

予算の見込みが立つ、というのは新郎新婦にとっては大きな安心材料です。

③形式にとらわれない自由な演出が出来る

1.5次会の会費制では、挙式披露宴ほど堅苦しくならず、ゲストも緊張せずに楽しめるパーティースタイルとなります。

ゲストの顔ぶれには十分配慮しながら、おふたりらしい演出を検討しましょう。

1.5次会の自己負担を含めた会費の決め方

(1)会費はプランや見積内容を検討して決める

会費制の1.5次会を開催するとき、重要なのは会費の決め方です。

各結婚式場の1.5次会プランを利用する場合、1人あたりの会費目安が明記されているところもあり、設定された会費や自己負担額に合わせて料理や演出などのアイテムをスムーズに決めることができます。

もっと自由に会費を決めたいという方は、大よそ希望のウェディングアイテムを含めた見積りを作成してもらった上で、会費を調整・検討するのがおすすめです。

「どんなスタイルのどんなウェディングをしたいのか」「自己負担はいくらまでを考えているのか」などを、結婚式場側にできるだけ細かく要望を伝えた上で、作成してもらった見積り額をもとに、会費を算出するとよいでしょう。

(2)会費の相場・会費の目安は料理で決まる

会費の相場は、主に用意する料理のスタイルによっても異なるため、一概に相場を語ることはできません。

今回は「着席コース」「着席ビュッフェ」「立食ビュッフェ」の3パターンの料理スタイルにおける会費の目安をご紹介します。

①着席コース:

15,000円~20,000円

コース料理

画像素材:ルクリ

着席のコース料理、飲み物、ケーキ、会場費、サービス料、衣装、美容着付け、会場装花などがプランに含まれ、フォーマルな1.5次会としてはベーシックなタイプになります。

おもてなしを料理やサービスで十分に表現することができ、フォーマルなスタイルはやはりゲストの満足度が高い傾向にあります。

料理の中に豪華な一品が追加されたり、ウェルカムドリンクやデザートビュッフェなどの演出を付け加えると2万円を超える可能性もあるため注意が必要です。

②着席ビュッフェ:

10.000円~15,000円

ビュッフェ

画像素材:ルクリ

ビュッフェスタイルながら、着席で落ち着いて食事を楽しむことができます。

自身で好きな料理を取りわけることができるため、ゲストにとっても嬉しく楽しい時間になります♪

ゲストの嗜好に合わせて料理を用意すると、よりおもてなしの気持ちが伝わり、ゲストの満足度を高めることができます。

③立食ビュッフェ:

7,000円~10,000円

立食パーティー

画像素材:ルクリ

ビュッフェスタイルの料理、飲み物、ケーキ、会場費、サービス料などが含まれるプランが多く、3つのスタイルの中で最も二次会に近いパーティスタイルです。

会費は一番リーズナブルにおさえることができます。

衣装・美容着付け・撮影・司会者・プランナーがオプションになっているところもあるため、自己負担額に合わせた、プラン選び、会場選びがポイントになります。

これらは、あくまでベースとなる金額です。

招待状やプチギフト、お車代など、上記の一例で挙げたもの以外にも、結婚式において費用がかかります。

ウェディングプランナーさんとよく相談をし、最終的な見積金額を見越した上で、ウェディングアイテムなどを見極めましょう。

また、衛生管理の観点から、ビュッフェスタイルの見直しをされている会場が多いようです。

どういう対策をしているか、予め確認するようにしましょう。

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(3)会費を除いた不足分を自己負担額で補う

自己負担額とは、実際にかかる結婚式の費用から、ゲストからいただいたご祝儀もしくは会費を差し引いた金額を指します。

会費と結婚式でのおもてなしが見合わない場合、ゲストが不満に感じる可能性が高いです。

自己負担額は、希望のアイテムを盛り込んだ上で、会費を除いた不足分を補う形にするのがおすすめです。

会費制の場合、全体の見積額から、ゲストからいただく会費を参加人数でかけたものを差し引いた部分を、自己負担として補えるようにすると良いでしょう。

「どうしてもこの料理を入れたい」「このドレスを着たい」など、1.5次会に対して譲れないポイントまで、すべて会費でまかなおうとする考え方はあまりおすすめできません。

あくまで、招待するゲストにおもてなしと感謝の気持ちを込めて、満足をしていただける結婚式となるよう、会費と自己負担額、こだわりたいポイントのバランスをとりながら、検討するようにしましょう。

1.5次会での会費の渡し方

ここまで会費制の特徴と会費の決め方について見てきましたが、1.5次会に参加するゲストからすると会費の渡し方も気になるところですよね。

1.5次会で会費を支払うとき、守るべきマナーはあるのでしょうか。

1.5次会で会費を渡すときのマナー

会費は「受付係が数えやすいように」「はっきりわかりやすく」渡すことが基本です。

そのため受付係の手を煩わせない2つのマナーを覚えておきましょう。

①会費制の1.5次会では、ご祝儀・ご祝儀袋を用意しない

会費制の1.5次会では、お祝い金のご祝儀(ご祝儀袋含む)は用意しないことが一般的です。

新郎新婦は、ゲストへの金銭的負担を考慮し会費制を選択しているため、会費制のみ、ご祝儀袋や封筒などには入れずに用意し、現金のまま渡すようにしましょう。

会費以外に、お祝いの気持ちを贈りたい場合には、結婚祝いのプレゼントを準備すると喜ばれるでしょう。

②会費はおつりがでないように用意しましょう

会費はおつりが出ないよう、設定された金額を用意しておくことが基本です。

おつりがあると受付の人の手間となります。

受付が滞りなくスムーズに行えるよう、きちんと用意しておきましょう。

会費制の1.5次会でご祝儀をいただいたら

会費制の1.5次会とした場合においても、お祝いの気持ちを込めて、ご祝儀を包むゲストも少なからずいます。

新郎新婦として理想的な対応は「ありがたくご祝儀を受け取り、後日、内祝いとして返礼の品を贈る」ことです。

品物を贈る際には、お礼の気持ちとして手紙を添えると、より丁寧で好印象になるでしょう。

なお、オンライン結婚式の場合でも、オンラインゲストからご祝儀をいただいた際にはお返しするのがマナーです。

まとめ

「ゲストに金銭的な負担をかけたくない」と配慮する新郎新婦に、会費制での1.5次会が選ばれています。

しかし、ご祝儀制にするのか、会費制にするのかの重要な決め手はゲストの顔ぶれです。

目上の方や親族、親しい友人など、ゲストの顔ぶれにあわせて決めるようにしましょう。

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