50代女性が親族の結婚式にお呼ばれしたときの服装選びとマナー

50代になると親族の結婚式にお呼ばれする機会も増え、せっかくなら思う存分、おしゃれして祝福したいですが、どのような服装をすればいいか迷ってしまいますよね。

今回は50代女性が親族の結婚式にお呼ばれしたときの服装選びとマナーについて解説します。

親族が結婚式の服装選びで意識すべき3つの視点

ウエディング イメージ
画像素材:PIXTA

親族の立場で参列する結婚式の服装選びにはバランス感覚が重要です。

叔父や叔母といった「親族」は、新郎新婦の両親や兄弟姉妹などとの「家族」というカテゴリではなく、まったく血の繋がっていない一般ゲストとも異なるため、3つの視点を持って、服装選びをすると失敗しません。

視点1:会場や時間帯などのTPO

TPOという言葉はご存知かもしれませんが、「Time(時間)」「Place(場所)」「Occasion(場合)」の略称です。TPO、つまり時間・場所・場合に即した服装をすること、ドレスコードを守ることの大切さを説明するときによく使われる言葉です。

ドレスコードはその場に参加する人々の服装を統一することで雰囲気を作り出すことを目的としており、どんなスタイルの結婚式でも、参列するときにはドレスコードがあります。

代表的なドレスコードは、主に「正礼装(フォーマル)」「準礼装(セミフォーマル)」「略式礼装(インフォーマル)」の3つです。

正礼装(フォーマル)

正礼装(フォーマル)はドレスコードの中で最も格式の高く、結婚式の場では新郎新婦とその両親の立場で参列するときに相応しいとされている服装です。

女性の場合、昼と夜で相応しい服装の種類が異なり、昼は「アフタヌーンドレス」、夜は「イブニングドレス」ですが、新郎新婦の両親でもない限り、50代女性が正礼装で親族の結婚式に参列することはないでしょう。

準礼装(セミフォーマル)

準礼装(セミフォーマル)は結婚式に招待されたゲストの方が着用する服装で、正礼装よりも一段、格が下がった服装です。ゲストとして参加する上ではもっともかしこまったスタイルです。招待状に特に服装の指定がなく、親族の結婚式に50代女性が参列するなら、準礼装がおすすめです。

昼は「セミアフタヌーンドレス」、夜は「セミイブニングドレス」と分かれているので、結婚式が開催される時間帯によって服装を選択してください。

略式礼装(インフォーマル)

ドレスコードの中で最も格式が低いのが略式礼装(インフォーマル)です。礼服のなかでもっともポピュラーな服装なのですが、通常の結婚式ではカジュアルすぎるために避けた方がよいと言われます。結婚式の二次会に参加するときに略式礼装はおすすめです。

ただし、結婚式の招待状に「平服」での参加が呼びかけられているケースでは、略式礼装を指定されているものと考えましょう。

視点2:新郎新婦さんの「関係者」としての立場

親族は新郎新婦の「関係者」として一般ゲストや相手親族に見られます。一般ゲストとして参列するなら自身の立場をそれほど気にする必要はありませんが、新郎新婦と関係性の深い親族となるとそうはいきません。

親族として結婚式に参列するなら、一般ゲストよりも落ち着いて、フォーマル度が高く、上品さを感じされる服装を心がける必要があります。

視点3:当日の役割による動きやすさの必要性

親族は、新郎新婦から結婚式当日に受付の担当をお願いされることがあります。受付は両家の代表としてゲストをお迎えする重要な立場であると同時にこまめに動くことになるので動きやすさが大切です。

せっかくの結婚式で気合を入れて和装で参列されたい方も、普段から着慣れていないのであれば、服装も動きやすさを優先し、ショールではなくボレロやジャケットを選ぶなど配慮をしましょう。

50代が親族の結婚式に着ていくべき服装は「上品と落ち着き」が必須

20代、30代は華やかさに重きを置き、好きな色やお気に入りのデザインのドレスで参加するものですが、50代はほかの参加者から「大人らしさ」や「上品さ」が求められるため、「上品と落ち着き」のあるコーディネートが大切です。

上品で落ち着きのあるコーディネートをするポイントは4つあります。

ポイント1:厚みのある生地の、白っぽくないドレスを選ぶ

ドレス 女性
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どんなものでも、高級感が感じられるときっちりして見えるもので、ドレスもその例にもれません。厚みがあり、しっかりとした張りのあるドレスが高級感を醸し出します。生地が薄く、すぐにテロテロになってしまうドレスは貧相に見えるだけでなく、シルエットも美しくなく、大人の50代女性がフォーマルな場面で着用するにはふさわしくありません。

また、補正下着を着用するとシルエットを綺麗に整えられます。着物と違ってボディラインを拾いやすいドレスを着用するなら、補正下着はマストです。

なお、白色や、写真で白色に見えてしまいそうなドレスは避けましょう。高級感が出る白色がですが、白は新婦さんの特権で、新婦さん以外は避ける色です。

ポイント2:肌の露出は控えめに♡生地や小物の透け感を活かす

肌見せドレス 女性
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適度に肌見せをすると華やかさを演出させられます。パーティーの場では背中や首から肩が大きく開いたドレスを着用する女性の方も少なくありません。

しかし、昼の結婚式の場では肌の露出を控えるのがマナーです。もしコーディネートのバランスなどで肌見せするのであれば、透け感のあるストール・ボレロの着用、レース地のドレスの着用など、適度な肌見せがおすすめです。

ポイント3:小物使いで華やかさも演出する

アクセサリー
画像素材:PIXTA

50代の大人の女性が「上品なコーディネート」を目指すには、派手な色よりも落ち着いた色合いのドレスを選ぶのが定番です。ただし、大人の気品を演出する上では有効な選択ではありますが、一から十まですべて落ち着いた色で統一してしまうと、全体が地味な印象になって、喪服のような印象を与えてしまうので、注意しましょう。

透け感のあるストールやレース地のドレスやアクセサリーやパーティーバッグ、コサージュなどのアクセサリー、靴などでの小物を使って、控えめな色合いのドレスの中に積極的に明るさをプラスするのがおすすめです。

ポイント4:座ったときのスカート丈に注意する

色合いやコーディネートだけでなく、着席時の見え方にも注意を払うようにしましょう。

最後に、見落とされがちなのが「椅子に座った時のスカート丈の長さや上がり具合」です。

マーメイドラインのドレスやタイトスカートのドレスは、座ると丈が上がりやすい特徴があります。立っているときに少し長いかな?という丈が、座ったときに上品に見えます。

通常の結婚式では立っている時間より座っている時間の方が長いので、座り姿にもしっかり配慮しましょう。

ついやりがち?50代が結婚式にお呼ばれしたときのNGコーデ

TPOや当日の役割や上品さなど、50代女性が親族の結婚式に参列するときに意識するといいポイントについてお話ししてきましたが、ポイントに気をつけていれば問題なし、というわけではありません。

特に結婚式で避けるべき3大NGコーデは絶対にしないようにしましょう。

NGコーデ1:オールブラックコーデ

黒色のドレスは新婦さんともかぶらず、50代女性が求められる上品さもあわせ持つ、便利な服装です。

しかし、ドレス以外の羽織り物や靴、バッグなど全身を黒で統一したオールブラックコーデにしてしまうと、やりすぎです。オールブラックコーデは、ぱっと見の印象が喪服のようになってしまい、結婚式という祝いの場にはふさわしくありません。

黒色のドレスを着用する際は、パーティーバッグやアクセサリーなど、明るめの色や黒と対になる色を用いるようにしましょう。

NGコーデ2:ファー・レザー素材を使ったコーデ

ファー(毛皮)やレザー(革)を使ったドレスやパーティーバックは高級感を与えてくれますが、動物性の素材は「殺生」をイメージさせてしまい、結婚式では縁起が悪いとされています。

常識がないと新郎新婦に恥をかかせてしまうため、ファー・レザー素材はもちろん、アニマル柄や模様のものは避けましょう。

NGコーデ3:仕事着・パンツスーツ

男性と同様に、女性でもスーツで結婚式に参列して問題ありません。しかし、普段から仕事で来ているようなスーツはNGです。仕事用のフォーマルシーンと結婚式用のフォーマルシーンで着用するスーツの種類が異なるので、注意しましょう。

50代で親族の結婚式にお呼ばれなら着物「訪問着」もおすすめ

訪問着 女性
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50代なら、和装で結婚式に参列するのもよい選択です。着物であれば体型隠しにもなるので、体のラインが気になる方にもおすすめです。

50代女性が着物で親族の結婚式に参列するなら「訪問着」です。

親族の結婚式の参列にぴったりな訪問着とは?

訪問着はフォーマルシーンからカジュアルシーンまで幅広く対応している和装です。様々な用途に合わせて着ることができるため、訪問着はデザインや色合いも控えめなものから派手なものまで数多くあります。

結婚式に着ていくなら、柄が大きめなものや金彩など華やかな装飾があしらわれたものを選びましょう。上品さを保ちながら結婚式らしい華やかさを演出することができます。

50代で親族の結婚式にパンツドレスはあり?なし?

パンツドレス イラスト
画像素材:LeCrit(ルクリ)

当日、新郎新婦さんからお願いされている役割によっては「スカートよりもパンツドレスで参加したい」と思われる方もいらっしゃることでしょう。

結論から言うと、50代女性の方が親族の結婚式に参列するときにパンツドレスを着用していいかどうかはケースバイケースです。

パンツドレスは「略礼装」扱い

結婚式に参加する服装としてパンツドレスを検討するときは、まずパンツドレスが「略礼装」扱いであることを覚えておきましょう。というのは女性の服装として「パンツはスカートよりも格下」とみられるケースがあるためです。

結婚式の格によっては適した服装とはいえないため、親族として結婚式に参列するには格が足りない可能性もあります。50代の女性が親族の結婚式で参列するケースで、着て大丈夫そうかを迷ったなら、パンツドレスは控えた方が無難でしょう。

ゲストの顔ぶれや会場に合わせて柔軟に選択する

近年では、親族のみを招待してカジュアルな雰囲気で結婚式をする新郎新婦も増えてきています。カジュアルスタイルの結婚式ではゲストの服装にもあまり頓着しないケースもあり、パンツドレスで参加しても問題ないでしょう。

しかし、新郎新婦の友人や会社の上司や同僚が列席する、会場が格式高いホテルなど開催する結婚式の場合、パンツドレスは一般ゲストの服装と変わらないように見えるため、おすすめできません。

セパレートタイプのパンツドレスは避けて

パンツドレスで参列して問題ないケースでも、セパレートタイプの服装はやめるようにしてください。セパレートタイプは上下で分かれているため、「別れ」を連想させてしまい縁起が悪いとされ、マナー違反とされる可能性があります。パンツドレスを着用される際は上下が一緒になっているように見えるようなコーディネートをすることが大切です。

親族の結婚式のお呼ばれで服装に迷うならドレスのレンタルを

手持ちの服装の中から「親族の結婚式に着ていく服装をどうしよう?」と迷って困っているのであれば、ドレスをレンタルしてしまうのも1つの手です。

ドレスのレンタルサービスを行っているお店は多く、実店舗で試着して選べるのはもちろん、ネットショップでサイズとデザインを選んでのレンタルもできます。実際に実店舗へ赴く時間を取るのが難しい忙しい方でも、ネットショップで手配できるのは嬉しいですね。

また、それぞれの年代に合わせておすすめの服装を提案してくれているケースが多いので、マナーやTPOを気にし過ぎる必要はありません。単純に好きなデザインを選べばいいだけなので、服装選びの負担は少なくなるでしょう。

まとめ

50代女性の方が新郎新婦の親族として結婚式に参列するときは、新郎新婦の「関係者」という立場を考慮して服装を選ぶ必要が出てきます。

TPOを考慮することや結婚式でNGとされている新郎新婦との色かぶりなどを避けることはもちろんですが、50代ならではのポイントとして「大人の上品さを意識したコーディネート」をしましょう。

親族として相応しくない服装をしてしまうと、新郎新婦に恥をかかせる恐れがあるので、立場にあわせて服装を選びましょう。

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