結婚式準備

婚姻届は休日(土・日・祝日)でも出せる?提出方法と注意点を紹介!

婚姻届の土曜日や日曜祝祭日での休日提出の仕方、提出までの流れについて解説します。

プロポーズの後に両親への挨拶が終わって、ついに結婚!となったとき、まず初めにやることの1つが婚姻届の提出です。

婚姻届の提出は市役所、区役所または町村役場に提出することになりますが、実は土曜日や日曜日、祝日などの休日でも提出できるのをご存知でしょうか?

今回は、婚姻届の休日提出の方法や流れをテーマにお話しします。

婚姻届は土曜日や日曜日、祝日などの休日でも受理される

押印 カップル

画像素材:PIXTA

婚姻届は土曜日や日曜日、祝日の休日でも受理されることを意外に思う方もいるでしょう。

婚姻届を受け付ける市役所、区役所または町村役場が業務を行う日(開庁日)は、基本的に月曜日から金曜日の平日です。

行政が絡む手続きの多くは、開庁日の平日に行う必要があるのは事実です。

しかし、婚姻届は開庁日以外でも提出でき、受理されます。

準備さえすれば、365日24時間、日本全国の市役所で婚姻届を提出し、受理してもらえるのです。

婚姻届の提出を、2人の思い出の日や、特別な日にしたいと考えている方は珍しくありません。

婚姻届の提出を記念日にあわせて行いたいカップルはもちろん、平日に時間がとりにくいカップルにとっても朗報です。

そもそも婚姻届の受理とは

ここで婚姻届を提出し、受理されることの意味をしっかり押さえておきましょう。

婚姻届は言わずもがな「結婚したときに提出する」もので、受理されると、2人が夫婦であると法的に認められることになります。

婚姻届が受理されると、2人に新たに戸籍が設定されます。

婚姻届を提出し受理された日を「結婚記念日」とするカップルも多いでしょう。

土曜日や日曜日、祝日、休日なら婚姻届は時間外窓口に提出

婚姻届けを提出する日時が土曜日や日曜日、祝日、休日など区役所の会長時間外の場合、通常の窓口では受付をしてもらえないので、注意しましょう。

市役所、区役所または町村役場には当直室や支所や出張所が、時間外窓口として設けられています。

時間外窓口は365日24時間開いているため、市役所がしまっている間でも提出できます。

時間外窓口を利用するときは事前に確認しておこう

まれに一部の支所や出張所では、休日受付をしていないケースもあります。

婚姻届を提出したい地域がすでに決めているのであれば、その地域の区役所に時間外窓口が設置され、受付してもらえるのかどうかを事前に確認しておいた方がいいでしょう。

日本全国どこの役所でも婚姻届を提出できる

婚姻届の提出場所の要件の「所在地」は「現時点で2人がいる場所」も含まれます。

例えば2人の本籍地が東京で、住んで暮らすのも東京であっても、婚姻届の提出をするタイミングで大阪にいれば大阪で婚姻届を提出できるのです。

プロポーズをした思い出の地、2人で初めてデートをした場所など、思い出深い場所で婚姻届を出せるため、住んでいる地域にこだわることなく、どこで提出するかを考えるのもおすすめです。

本籍でない場所で戸籍謄本が必要

本籍地以外で婚姻届を提出するときは戸籍謄本が必要です。

なお、2人の本籍地が同じ場合は問題ありませんが、夫になる人・妻になる人のどちらか一方でも本籍地が別の場所なら、本籍地が異なる人の分の戸籍謄本が必要です。

戸籍謄本が必要になるのは、思い出の場所で提出するときだけに限らないので、注意しましょう。

婚姻届と入籍届との違い

結婚にあたってよく使う言葉に「入籍」があります。行政の手続きの中には「入籍届」もあるので、婚姻届と入籍届を両方提出しないといけないの?と思われる方もいるでしょう。

結論から申し上げると、結婚するカップルは婚姻届を出すだけで問題ありません。

ニュースで「○○さんと△△さんが入籍!」と報道されるため、誤用が広がりましたが、実は「婚姻届の提出=入籍」ではないのです。

婚姻届によってこれまで入っていた親の戸籍から除籍された2人に新たな戸籍が作られますが、それは「事前にある戸籍に入る」こととは違うため、厳密には「入籍」と呼びません。

「入籍届」は親と氏が異なる子が、異なる氏の親の戸籍に入る時に必要な届出です。

子どもを連れて再婚する場合、子どもが再婚相手の戸籍に入るには入籍届が必要です。

婚姻届の提出までの流れ

婚姻届の提出は、婚姻届を用意して記載すれば終わりで、特に難しいことはありません。

しかし、届出の記載内容や一緒に提出すべき書類に不備があり、一発で受理されないケースも珍しくありません。

スムーズに受理されるためにも、婚姻届の提出にあたっては次のステップで順序立てて進めましょう。

ステップ1:まずは婚姻届の提出日を決める

まずは婚姻届の提出日を決めましょう。婚姻届の提出日=結婚記念日になるため、記念日をいつにするかを決めるのと同じです。

プロポーズの日など思い出がある日もあれば、誕生日のように絶対に忘れない日、クリスマスやバレンタインデーなど行事のある日にする方もいます。

婚姻届の提出日は事前に2人で相談して決めましょう。

婚姻届の提出日が決まったら、提出日から逆算していつまでにどんな準備を済ませておけばいいのか、見通しが立てやすくなります。

注意点:婚姻届に不備があると結婚記念日がズレてしまう

婚姻届の提出は、書類に不備があると受理されません。チェックのつけ忘れや記入漏れなど、その場で修正できるような間違いであれば問題ありません。

しかし、証人にハンコを貰うのをわすれていた、用意すべき戸籍謄本を忘れた、など即日で修正できないようなミスがあると、受理日がズレてしまい結婚記念日もズレてしまう悲劇が起きかねません。

余裕を持って準備し、もし心配であれば事前に不備がないか役所の窓口で提出内容の確認した方がいいでしょう。

ステップ2:婚姻届などの必要書類を用意する

提出日が決まったら、次は婚姻届や印鑑、本人確認書類など提出にあたって必要な書類を用意しましょう。

本籍地でない場所で婚姻届を提出するときは、本籍地でない方の戸籍謄本も必要です。

婚姻届には多様なデザインがあり、日本全国どこでも印刷して入手可能

婚姻届は様々なデザインがあり、日本全国どこでもダウンロードで印刷し、入手できます。

必要事項は全国共通なので、東京の市役所で入手した婚姻届を大阪で提出できます。

市役所にも置いてあるシンプルな婚姻届から、観光地などが名物や可愛らしいキャラクターをデザインした婚姻届まで様々あるので、気に入ったデザインの婚姻届をぜひ活用しましょう。

中にはオリジナルデザインの婚姻届を作成する方もいます。

必要な記入事項さえしっかりしていれば受け付けてもらえるため、こだわり派の方はチャレンジしてみるのもよいでしょう。

ただし、提出予定の市役所に、事前にデザインした婚姻届でも問題ないか確認しておいた方が確実です。

本人確認書類は運転免許証やパスポートでOK

本人確認書類の提示は、婚姻届の提出では必須です。

確認される事項は「氏名および住所」または「氏名および生年月日」なので、これらが記載されている運転免許証やパスポートを提示するだけで済みます。

ただし、国民健康保険など保険者証や写真が貼られていないマイナンバー通知書などを提示するときは2つ以上の本人確認書類を組み合わせて提示する必要があるので、注意してください。

ステップ3:婚姻届の証人として本籍・住所がはっきりした2人を選ぶ

婚姻届には、2人がお互いに結婚する意思があることを証明する「証人」を記載する欄があります。

2人が自分たちの意思以外で、結婚を強要されないようにするための措置です。成人していてハンコを持っていれば誰でも証人になれます。

ただし、証人の欄の本籍・住所の情報が間違っていると、婚姻届は受理されません。

スムーズに婚姻届を出すために、本籍と住所が正しい情報であるとわかる人を証人に選ぶようにしましょう。

ポイント①:婚姻届の証人は2人必要

婚姻届の証人は、夫になる人と妻になる人であわせて2人必要です。

しかし、必ずしも双方で証人を用意しなければいけないわけではなく、夫もしくは妻の側から2人分の承認を用意してもらってもよいでしょう。

注意点:証人の2人の姓が同じ場合、別々の印鑑を用意する

証人になってもらうとき、両親や兄弟など、同じ名字2名に証人欄の記入をお願いするケースがあります。

このようなときは、同じ印鑑で押印するのではなく、別々の印鑑を用意してもらう必要があります。

なお、印鑑は証人に関しては実印や認印(三文判)で問題ありません。

ただし、ゴム印は印の形が歪んでしまう恐れがあるため、避けてください。

ポイント②:証人に婚姻についての法的責任が発生することはない

「証人」というと仰々しいですが、借金の保証人などとは異なり、万が一、婚姻関係に亀裂が入ったとしても、それで証人が何か要求されることはありません。

しかし、証人には本籍と住所の記載が求められます。

本籍は戸籍を提出した場所で、現在住んでいる住所(住民票がある場所)とは異なっているケースもあります。

本籍と住所の違いをしっかり理解していないで記載すると、記載不備として婚姻届が受理されないこともありえます。

提出日にこだわりがあった場合、「証人の過失で提出できなかった」と遺恨が残るかもしれません。

証人を依頼するときは住所と本籍をしっかり理解している人に依頼してください。

ポイント③:外国籍の方でも証人になれる

交友関係によっては外国籍の方に証人をお願いするケースもあるでしょう。

外国籍の方でも問題なく証人にすることができますが、可能であれば日本国内で住民登録を行っている方にお願いするようにしてください。

証人には2人に結婚の意思があることを証明する役割を持っており、存在を確認できない方の名前が記載されると無効になってしまうためです。

注意点:自筆が原則!外国籍の方に頼む場合も代筆は不可

外国籍の方の署名については、カタカナでフルネーム(ファミリーネーム・ファーストネーム・ミドルネームすべて)を省略しないで記入する必要があります。

また同じく、欧文でフルネームを署名しなければなりません。

また、通称は住民登録地で登録していない限り、記載しても公的文書への効力が認められません。

なお、生年月日は和暦ではなく西暦で、住所は住民登録している場所を日本語で記入することになります。

代筆は一切認められていないため、万一日本語が不得手でも、代わりに別の人が書いてしまうと婚姻届が受理されないので、注意しましょう。

ステップ4:婚姻届を記入する

提出日や証人が決まったら、いよいよ婚姻届を実際に記入しましょう。

記載の仕方は記載例に提示されているので、参考にして書きましょう。

それでもケアレスミスや情報の認識違いは頻発しているので、ちょっとでも書き方に迷ったときは一度立ち止まって、どのように市役所に届け出がされているのかを確認しましょう。

婚姻届の提出でよくある受理されないケースは次の通りです。

婚姻届が受理されないケース例①:氏名が違う

日本人の名前にはややこしいことに「新字体」と「旧字体」があり、日常生活では新字体を使っていても役所に届け出している名前は旧字体というケースもあります。

婚姻届で書くべき氏名は、戸籍謄本上の氏名です。

戸籍謄本に記載されている正式な名前(漢字)がわからずに迷ったら、戸籍謄本をとって正式な名前を確認するのが安全です。

婚姻届が受理されないケース例②:生年月日がない

氏名と同時に記載しなくてはいけないのが「生年月日」です。その他の記載項目に意識が向いて記入漏れしやすいので注意しましょう。

婚姻届が受理されないケース例③:インクが消えるボールペンで記載されている

婚姻届は、インクが消えるボールペンで記載してはいけません。

インクが消えるボールペンは間違えても修正しやすいため、ついつい使いたくなってしまいますが、「修正できる=改ざんされやすい」ので、役所の届出で使うのには不適当です。

婚姻届は戸籍に影響する大切な届で、万が一にもトラブルに巻き込まれないよう、ちゃんとした万年筆やボールペンを使ってください。

記入を間違えたときは訂正印を使って修正しましょう。

ただし、あまりに書き損じが多いと婚姻届が訂正印だらけになってしまうので、別の婚姻届に書き直した方がいいかもしれません。

ステップ5:婚姻届を提出する

市役所の窓口で婚姻届を提出すれば完了です。

土曜日や日曜日、祝祭日に提出するときは時間外窓口での手続きになります。

時間外窓口では受理の手続きは行われず、婚姻届を預かってもらうだけで、正式な受理手続きは市役所、区役所または町村役場の開庁時間内に行われます。

なお、受理日は「提出日」にまで遡られるので、安心してください。

婚姻届の証人を頼むなら誰がベスト?

事前準備

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婚姻届の証人は原則、成人で本籍地と住所がはっきりしているのであれば、誰にお願いをしても問題はありません。

一般的には、自分たちが証人になってほしいと思う人にお願いするものです。

本籍と住所の違いを理解し、記載ミスをしない、ある程度の人生経験を重ねた方にお願いした方が安全でしょう。

証人をお願いされやすい人物は次の3つのパターンあります。

パターン1:両親や兄弟姉妹

やはり一番多いのは「両親や兄弟姉妹に証人をお願いする」パターンです。

「育ててくれた両親に最初に祝ってほしい」・「一緒に育った兄弟姉妹に祝ってほしい」という想いを抱いているカップルが多いからかもしれません。

「結婚を報告して認めてもらった家族に証人になってもらう」というのが一般的な結婚の流れだと捉えている方も珍しくありません。

パターン2:友人

2人の出会いが「友人からの紹介」などであったときなどは、引き合わせてくれたキューピッドの友人に証人をお願いするパターンもあります。

家族が遠方で頼みにくい場合に「友人であれば気兼ねなくお願いしやすい」などの理由もあるようです。

パターン3:上司や恩師、仲人

職場結婚や同じ学校の知り合い同士で結婚するとき、よくみられるパターンです。

2人と関係性の深い職場の上司やお世話になった恩師、仲人をお願いした方に証人になってもらうお願いすることで「今後も見守ってください」という想いを込めるようです。

婚姻届の証人をお願いするときのマナー

婚姻届の証人をお願いするにあたっての正式なマナーはありません。

しかし、証人をお願いすると、本籍地の確認など、証人の方に相応の手間が発生します。

時間を割いて証人になってくれる方に、礼儀と感謝の念を示した方がいいでしょう。

マナー1:事前に証人になってほしいことを伝えておく

証人になってほしいという旨を事前に連絡しておきましょう。

事前の連絡をせず婚姻届の証人欄への署名をお願いした場合、証人になってほしい人自身の本籍や住所が分からなかったり、印鑑を持っていなかったり、ということがあります。

特に社会経験の少ない人や引っ越しの多い人だと、本籍・住所の違いをわからないということもありえます。

当日いきなり頼むのではなく、印鑑が必要なこと、事前にどういう情報を記入するかを伝えましょう。

マナー2:お礼を用意しておく

婚姻届の証人のお願いに出向く際は、お礼の意味を兼ねて菓子折りを持っていきましょう。

あまりに高価なものだと、相手に気を遣わせてしまうことになりかねないので、3,000円程度を目安に準備してみてください。

マナー3:婚姻届を提出したら報告する

忘れがちなのが「婚姻届を提出したことを証人の方に報告する」ということです。

証人も、無事に婚姻届を提出できたのかどうかは気になるところです。

「署名したのになんの連絡もない」と思われないよう、しっかりと届け出たことを連絡して改めてお礼を伝えましょう。

まとめ

婚姻届の土曜日や日曜祝祭日での休日提出の仕方、提出までの流れを解説しました。

婚姻届の提出日は結婚記念日になる日です。

婚姻届けは土曜日や日曜日、祝日といった休日でも、市役所や区役所または町村役場の時間が窓口で受け付けてくれるため、2人が望んだ日に婚姻届を提出しましょう。

婚姻届の提出にあたっては、証人をお願いしたり、戸籍謄本を用意したりといった事前準備が必要です。

記載ミスで不受理になって結果的に提出日がずれ込んでしまうことのないよう、2人が毎年、笑顔で結婚記念日を迎えられるよう、早め早めの準備を行いましょう♡

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