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相手のご両親への結婚の挨拶が終わったら、時間を作っていただいた感謝の気持ちを込めて、お礼状を送りましょう。
絶対に出さなくてはいけないというものではありませんが、メールやSNSで簡単にやり取りができるようになった現代において、「お礼の気持ちを込めて手紙を書く」という手間をかけたお礼状を送ることは、相手のご両親に対してきちんと礼節を重んじ、まじめな人物であると好印象を与えることができます。
今回は、相手方の両親に送るお礼状の書き方のポイントや注意点について解説します。
相手の両親との関係性にあわせた文例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Contents
結婚の挨拶を終えた後に送るお礼状は、相手の両親との関係性や自身の性別によっても異なります。
ケース別にお礼状の文例をご紹介します。
①頭語と結語を使用する
頭語は「拝啓」など手紙の書きだしにくる言葉で、結語は「敬具」など手紙の終わりにくる言葉です。
女性の場合は、敬具の代わりに「かしこ」を使用することができます。女性のみと限定されているのは平安時代、女性が多くひらがなを使用しており、「かしこ」という相手を敬う意味を持っている言葉を使い始めた名残です。
②前文・主文・末文の構成にする
前文は、書き出しである拝啓の直後に来る文章で、結婚挨拶のために時間を作っていただいたことへのお礼を記します。
本来、頭語の後に「時候の挨拶」を入れることが一般的とされていますが、結婚挨拶を済ませた後に送るため、時候の挨拶は入れなくて良いでしょう。
主文では、結婚を認めていただいたことへのお礼とともに、結婚挨拶当日の具体的なエピソードなども盛り込むとなお良いです。また、今後末永くご指導いただけるよう、一文を添えるようにしましょう。
末文は、結語である敬具の直前にくるもので、最後に改めてお礼を記します。
③日付は西暦ではなく元号と漢数字で書く
縦書きの手紙の場合、数字などは漢数字を用いるようにしましょう。
女性は少しやわらかさを感じさせる文体の方がよいとされています。
たとえば、漢字よりもひらがなを気持ち多めにしてみてください。文面の印象がやわらかく感じられます。
結語を「かしこ」とするのも女性らしさを強調してくれるでしょう。
男性は、今後に対しての決意と覚悟を示すような文体がいいでしょう。
たとえば、長々と文を続けるのではなく、端的に「。」で短く区切っていくことで、全体的にすっきりとして力強い文章に見えるようになります。
すでに何度か顔を合わせ、相手の両親と親交がある場合は、これまでお世話になったことへのお礼も記すようにしましょう。
また、これから新たな関係を築いていくことへの意気込みも入れるとなお良いでしょう。
結婚挨拶当日、相手の両親が食事を振る舞ってくれた際には、お礼状でも必ずそのことに触れ、お礼を伝えるようにしましょう。
特においしかった料理の名前を具体的に挙げ、感想を伝えてもいいですね。
結婚挨拶がうまくいかなかった場合は、まずは謝罪の気持ちを表しましょう。それから、今後の決意として「未熟者の私ではございますが、●●さんにふさわしい男性(女性)になれるよう、精一杯精進して参ります。今後ともご指導・ご鞭撻のほどを頂けましたら幸いです。」といった言葉も記すようにしてください。
当日挨拶がうまくいかなかった時こそ、お礼状で十分な誠意が伝わるよう心がけましょう。
お礼状を書くにあたって、注意したい3つのポイントがあります。それぞれ見ていきましょう。
結婚挨拶が済んだら、お礼状を書くよりも前に、相手の両親にお礼の電話をかけるようにしましょう。
電話で伝えるべきことは「無事に自宅についたという報告」と「挨拶の時間を取ってくれたことへの感謝の気持ち」です。
電話は当日がベストです。
しかし、時間があまりにも遅い場合には、翌日にかけるようにしましょう。
結婚挨拶のお礼状はできるかぎり早く出した方がいいとされています。可能ならば当日あるいは翌日には投函できるように準備をしておきましょう。
当日、翌日に出せば相手の両親もその日のことがまだ強く印象に残っていて、タイムリーに感じられますが、あまりにも時間が経ってしまうと、物事に対してルーズであるという印象を与えてしまいますので注意しましょう。
お礼状は、当日もしくは翌日、遅くとも、一週間以内には出すように準備しておきましょう。
お礼状は、結婚挨拶のために時間を作っていただいた両親に感謝の想いを伝えるものです。
その際に盛り込むべき内容は3つです。
これからの決意を書き記しておくことで、相手の両親に好印象を持ってもらうことが出来るでしょう。
お礼状は手書きが基本です。
今の時代、PCの方が楽に綺麗に書くことができますが、それでは感謝の気持ちは伝わりにくいものです。字が綺麗でなくても、時間をかけて、丁寧に書くことで、あなたの感謝の気持ちは相手に伝わることでしょう。
目上の方にお礼状を送る際は、縦書きの便箋を使用するようにしましょう。親しい間柄であったとしても、ご両親が礼節を重んじるような人柄であれば縦書きが無難です。
ただし、ご両親の人柄としてカジュアルなお礼状でも問題がないと確信が持てている場合は、横書きの便箋を使用しても構いません。
時候の挨拶とは「初春の候」や「暑中お見舞い申し上げます」といったもののことを言います。
挨拶状など、改まった手紙の場合は、基本的に時候の挨拶を入れるのがマナーとされていますが、結婚挨拶に伺った後すぐに送るものなので、時候の挨拶は入れなくて大丈夫です。
ただし、結婚挨拶後、時間が経ってからお礼状を送ることになった場合は、時候の挨拶を入れるようにしましょう。
メールやLINEを使用してお礼を伝えることは、一般的に望ましくありません。
仮に普段から相手の両親と親しくしていて、メールやLINEでのやり取りがあったとしても、礼儀的な場面ではあまりに手軽になりすぎ、もらった方としては適当な印象を受けてしまいます。
お礼状を入れる封筒を準備しましょう。
お礼状を入れるのに相応しい封筒は「誠実」「清潔」といったプラスのイメージを与える白色で裏紙のある二重タイプのものになります。
差出人の書き方は、和封筒の場合は通常の宛名の書き方と違いはありません。縦型の封筒を使用するため、すべて縦書き、数字はアラビア数字やローマ数字は使わずに漢数字で書くようにしましょう。
洋封筒を使用する際は宛名を横書きにし、算用数字を用います。
封筒の書き方についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
参考|結婚の挨拶をした後に送るお礼状~封筒の選び方や書き方のマナー~
結婚挨拶のお礼状は、よほどの理由がない限り、挨拶をした翌日には送るようにしましょう。
お礼状を書く際のポイントがいくつかあります。そのポイントを意識して文面を書くとよいでしょう。
頭語・結語を使用する、時候の挨拶を用いないなどのマナーがありますが、何より大切なことは、あなたの気持ちがこもっているということです。
自分の気持ちを真摯に文面にすれば、あなたの感謝の気持ちは相手の両親にも伝わることでしょう。
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