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日本の伝統的な婚姻の儀氏である結納では、結納品や結納金を渡すことで両家の親睦を深める意味があります。
結納で渡す「結納金」とは何なのでしょうか?今回の記事では、結納金の相場や渡し方のマナー、注意点について解説しています。また、結納金なし・顔合わせの食事会のみを行うケースについても解説しているで、これからどのように結納を行うか迷っているという方は是非参考にしてください。
結納についての詳しい解説は、以下の記事でご確認ください。
Contents
結納金の相場は、50~100万円です。縁起が良く、キリが良い数字で金額を決めましょう。
40万円や60万円など「4」「6」と言った割りやすい数字は避けます。80万円の「八」は末広がりで縁起が良いと言われているため、結納金の金額として選ばれるケースがあります。これまで結納を経験した方が、どれくらいの金額を贈ったかの割合を見て参考にしましょう。
金額 | 割合 |
50万円未満 | 約3% |
50~100万円 | 約15% |
100~150万円 | 約75% |
150~200万円 | 約1% |
200万円以上 | 約6% |
結納金の金額は、両親と相談して決めましょう。両親と、結納品を準備しているか、結納をどのように執り行うか、新郎新婦双方で相違がないかを確認しておきます。
また、結納金を贈ると、相手側から結納返しを受け取るケースがほとんどです。相手側が用意する結納返しの金額を考慮して、結納金の金額を決めることが大切です。結納金が高すぎると、結納返しの金額が大きくなってしまい相手側が困ることがあるので、注意しましょう。
結納は、地域によって様々なしきたりがあります。地域ごとに結納金の平均額が変わるので、事前に確認して参考にしましょう。
地域 | 平均額 |
北海道 | 約68万円 |
青森・秋田・岩手 | 約90万円 |
宮城・山形 | 約114万円 |
福島 | 約110万円 |
茨城・栃木・群馬 | 約85万円 |
新潟 | 約97万円 |
首都圏 | 約110万円 |
長野・山梨 | 約70万円 |
富山・石川・福井 | 約100万円 |
静岡 | 約78万円 |
東海地方 | 約97万円 |
関西地方 | 約110万円 |
中国地方 | 約93万円 |
四国地方 | 約98万円 |
九州地方 | 約90万円 |
結納で贈られる結納金は、基本的に新郎側が用意し、結婚のための準備金として使用されるケースがほとんどです。結納金は、結納品の中のひとつとして贈られます。
関東式 | |
長熨斗(ながのし) | アワビを干し、叩いて伸ばしたもの。 元々貴重であったアワビを贈り、おもてなしの気持ちを現した品。 |
末広(すえひろ) | 末広がりでおめでたいという意味を持つ扇子のこと。扇子を贈ることで家族が繁栄するという願いが込められている。 |
御帯料(おんおびりょう) | 結納金のこと。主に男性側が女性側に向けて贈る。 |
目録(もくろく) | 結納品の内容を記入した納品書のようなもの。 |
友白髪(ともしらが) | 白い麻糸を束ねたもので、長寿を願う品。 |
子生婦(こんぶ) | 繁殖力が高い昆布を、子孫繁栄を願っておくるもの。 |
寿留女(するめ) | 長く保存できるするめを、末永く結婚生活が続くようにという願いを込めて贈るもの。 |
関西式 | |
熨斗(のし) | アワビを干し、叩いて伸ばしたもの。 元々貴重であったアワビを贈り、おもてなしの気持ちを現した品。 |
寿恵廣(すえひろ) | 末広がりでおめでたいという意味を持つ扇子のこと。扇子を贈ることで家族が繁栄するという願いが込められている。 |
小袖料(こそでりょう) | 結納金のこと。主に男性側が女性側に向けて贈る。 |
家内喜樽料(やなぎだるりょう) | 酒肴料としてお酒を贈り、家庭円満を願った品。 |
松魚料(まつうおりょう) | 勝男節(かつおぶし)とも言われ、男性の慶事に使用され、男らしさを意味する品。 |
高砂(たかさご) | 高砂人形と言われ、おじいさんの尉(じょう)とおばあさんの姥(うば)の人形がセットになっている。長寿を意味する品。 |
結美輪(ゆびわ) | 婚約指輪のこと。 |
引用:
結納金は、嫁入りに必要な道具をそろえるお金として贈られることが多いため、基本的に新郎側が用意します。新郎本人または両親が用意します。新郎本人、両親のどちらが結納金を用意するかは、金銭的な余裕を考慮して相談して決めましょう。
婿入りする場合は、新婦側が結納金を用意します。新婦または両親が用意しましょう。
贈られた結納金は、結婚式費用や新生活に必要な家電などを購入するために使用されるケースがほとんどです。しかし、一般的に結納金は新婦本人ではなく、家に贈るという認識があります。結納金の使い道についての決まりはないので、両親と相談して決めましょう。
結納は伝統的な儀式です。結納金を準備する際は、マナーと注意点を知っておきましょう。
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結納金は新札で用意しましょう。銀行の窓口で「新札で準備してください」と伝えます。手元に現金がある場合は、銀行の窓口で新札に交換してもらいましょう。
銀行で新札を準備したり交換したりする場合、手数料がかかる場合があるので注意が必要です。また、窓口が空いている時間は平日の15時までです。結納当日に、結納金の準備が間に合わない、とならにように事前に準備しておきましょう。
婚姻の儀式である結納では、別れや死を連想する数字を避け、縁起が良い金額で結納金を準備しましょう。30万円、50万円など「3」「5」が奇数で割り切れない数字を選びます。
死を連想する「4」や、2で割りやすい「2」「6」などがつく金額は避けましょう。
結納金の金額は、キリが良い100万円が人気です。
結納金は、結納金袋に入れて渡しましょう。【付き合いが長く続く】という意味がある「あわじ結び」の水引が使用されているご祝儀袋を使用します。結納金袋の表書きは、関西と関東で異なるので事前に確認しておきましょう。
関東 | 御帯料(おんおびりょう)と記載 |
関西 | 小袖料(こそでりょう)または帯地料(おびちりょう)と記載 |
結納金は基本的に新郎側から新婦側へ贈られます。新婦側から「結納金は不要です」という申し出がない限り、用意しておくようにしまします。結納金なしや、結納を行わない場合は、新郎新婦だけでなく双方の両親と相談して決めるようにしましょう。
結納金は、結納の最初に行われる「新郎の父親の挨拶」の後に渡します。結納品を準備している場合は、結納金と一緒に渡しましょう。
手順 | 解説 |
① 風呂敷に包んで持参 |
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② 白木台または切手盆に載せる |
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③ 時計回りに回して渡す |
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結納金を受け取ったら、結納返しを渡しましょう。結納返しは、現金またはスーツや時計などの品物で準備します。関東と関西で結納返しのしきたりが違うので、事前に確認して参考にしてください。
関西 | ・受け取った結納金の1~2割程度の価格帯で結納返しを贈る ・結納返しを行わないケースがある |
関東 | ・「半返し」と言い、受け取った結納金の半分の金額で結納返しを贈る |
結納返しの有無や金額、何を贈るかなど、両親と相談して決めましょう。また、結納返しの金額を決めるために結納金がどれくらいかを事前に確認する必要があります。新郎に「ご両親に結納金の金額を聞いておいてほしい」と伝えて確認しておきましょう。
結納返しを渡すタイミングは、2通りあります。両家で相談して、結納返しを渡すタイミングを考えましょう。
当日渡す | ・結納の日に、結納金を受け取った後すぐに渡す |
後日渡す | ・結納の日から改めて2~3週間後に渡す ・両家で集まれる日程を改めて設定する必要がある |
結納を行わず、両家で顔合わせの食事会のみを行うカップルが増えています。顔合わせの食事会で、結納金の代わりに【結婚準備金】【御支度金】を渡すケースがあります。
お金を贈る場合、受け取った側がお返しを準備する必要があるため、事前に両家で相談しておきましょう。相談なしでお金を贈ると、相手側がお返しを準備しておらず、困惑させてしまう可能性があります。顔合わせの食事会については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
婚姻の儀式である結納では、結納品の一つとして結納金が贈られます。結納金の金額や結納返しの有無については、事前に両家で話し合っておきましょう。
また、結納金袋や結納返しは、地域によってしきたりが異なります。両親と相談して決めましょう。結納を行わずに両家顔合わせの食事会のみを行う場合、結納金の有無を事前に相談して決めておくことが大切です。
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